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#異世界転移
花月夜れん
2,559
設楽理沙
880
耀聖(ようせい)
269
耀聖(ようせい)
855
「毎日か……社長には負けました」
「え?」
「いや、なんでもありません」水島は初めて僕に柔和な笑顔を見せた。
「今、少し意地悪が過ぎたなと反省しているところです。でもね、天川社長。彼女はあなたのせいで何度も危険な目に遭ったし、あなたの知らない所で泣いていたんです。このくらいの意地悪くらいは許してくださいね」
「水島さんが心配なさるのは当然のことです。でも、安心してください。佑里香さんのことは、僕の命に代えても守り、大切にします。必ず」
「そうしてください。これで、心おきなくアメリカへ戻れます」
え!?
「水島さん、帰ってきたばかりでしょう? もう戻られるのですか?」
アメリカに帰れって思っていたけれど、先生のことで問題がなくなったら別に日本にいてくれてもいいんだけど……。
「ええ。向こうは人手が足りませんから。でも、今回日本に戻ってきて、やっぱり俺は日本食事業を海外展開したいと強く思いました。だから、いいアイディアをください。待っていますよ」
水島はそう言って立ち上がった。「楽しかったです。ありがとう」
握手を求めてきたので、僕も彼の手を握り返した。「僕もです」
水島って実はいいやつだったんだ。
先生が好きで、純粋な人で、先生のことをいい加減にしていた僕に腹を立てていた…それだけだったんだ。
彼に悪いことしたかな。
でも先生は諦められないし、譲れない。
現地でいい女性見つけて欲しい。水島に幸あれ!
僕はこっそり彼にエールを送った。
コメント
1件
ふええ〜〜!!😭💕 第92話、読み終わったよ!! 水島さん、実はいいやつだったんだね…!「負けました」からの柔和な笑顔、めっちゃグッときたよ…。最初は敵対してたのに、最終的に「現地でいい女性見つけて」ってエール送る主人公も優しすぎるし、こういうキャラの成長描けるのさすがすぎるよさぶれさん!!😢✨ 次は水島さんに幸せが訪れてほしいな…!続き楽しみにしてるね🌸🎀