テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
それでは
どうぞ。
ーーーー
『、逃げよう。』
『私と…一緒に来てくれる?』
そう言ってくれたのは、貴女だったね。
少し震えた手。
風に靡く長髪。
息が切れてる彼女。
そんな貴女に私は一目惚れしたんんだ。
だから、
だから、
今度助けるのは私の番だよね。
待ってて。すぐ行く。
ーーーー
🩵「くれあっ!!見つけた!」
🤍「もー何?」
💛「相変わらずだねえ、笑。」
🧡「本当、イタイバカップル。」
💙「はよ行こうや!!いっちゃんいい席がなくなるで!!」
🩷「準備万端です!!」
💜「ほら、いちゃついてないで。早く!!」
🩵「はーい。くれあ、行こっ?」
差し伸べてくれた手。
その手を握ろうとした瞬間。
🧑🏫「増田さん。」
🤍「えっ、?」
🧑🏫「早く来なさい。」
🤍「えっ、ちょっ…」
🩵「くれあっ!!!」
引き止めることができないまま行ってしまった。
何もできなかった。
ーーーー
🩵「ちょっと、先行ってて!!」
💜「えっ、?ちょ、どこ行くの!!!」
🩵「すぐ戻ってくるから!!!」
💙「どないしたん?」
🩵「くれあのとこ!!!!」
私はくれあを助けるために一目散に駆けていった。
ごめんね。皆んな、
少しだけ待ってて。
助けようとしたのはいいものの、原宿の竹下通り並みに人が多く、全く検討がつかない状況だった。
それでも、思い当たる場所、友達に聞いたりもして探した。
🩵「ちょっと、これ…見つからないんだけど。」
🩵「落ち着いて考えないと、冷静に。」
一体、どこに行っちゃったんだろう。
敷地内をずっと走りながら、探し回っていると私は昔のことを思い出していた。
ーーーー
私は中学生の頃、家庭内暴力を受けていた。
両親は早期に離婚し、父親の元で育ってきた。
最初は良かった。祖母が居たから。心の拠り所があったから。
だけど、それは次第に消えつつあった。
『なんで、…俺ばっか不幸にならないといけないんだよっ!!!!」
『全部、全部…お前が居たからなんだ…、』
🩵「んぐッ…、⁉︎⁈!?!」
🩵「かはッ、ごほッ…」
学校に相談したところで、意味がなかった。
親に連絡がいき、また殴られる。
どうしようもできなかった。
×にたかった。
意識が朦朧としながら、玄関に倒れ込んだ。
ああ、ここで終わるんだ。もう疲れたんだ。
すると、目の前のドアが勢いよく開き、聞き馴染みのある声がした。
「柚葉っ!!」
🩵「く、れあ…?」
🤍「大丈夫、?」
🤍「出血量が、…」
🩵「逃げて…、ごほッ…、。」
🤍「無理だよ…見捨てられない。」
🤍「…、柚葉。逃げよう。」
🩵「、?」
🤍「私と一緒に来てくれる?」
🩵「うん、…」
確か、私はそこで気を失った。
でも、確かにそこにくれあの温かさを感じた。
ーーーー
🩵「早くしないと、。」
私の気持ちは焦りと不安でいっぱいになった。
🩵「この時間帯で、人目につかないところ、…」
🩵「待って、…あそこ?」
🩵「…!!」
確証ではないけれど、思いついた場所がある。
今の時間帯で、人が絶対に来ない場所。
尚且つ、誰にも聞かれずに話せる場所。
とにかく行くしかない。
気づいたら体が勝手に動いていた。
next