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8
傲慢決闘編「互角の先」
曖昧と理想空間。
戦いはさらに激しさを増していた。
轟音が鳴り響き、空間そのものが震える。
互いに一歩も引かない。
まさに互角。
だが、よく見れば違いがあった。
傲慢の身体には無数の傷。
腕。
肩。
脇腹。
「曖昧の付与」による傷が少しずつ増えていく。
一方、古流斬の傷は数こそ少ない。
だが、一発一発が重い。
肩で息をしながら苦笑する。
「……いてぇな。」
傲慢は古流斬を見て笑った。
「やはりそこか。」
「耐久力。」
「お前の唯一と言っていい弱点だ。」
古流斬は肩を回す。
「否定はしねぇ。」
「だから当たらねぇ戦い方してんだ。」
傲慢は傷だらけの腕を見ながら苦笑した。
「しかし。」
「受けたダメージだけ見れば。」
「私の方が圧倒的に多い。」
古流斬は笑う。
「まぁな。」
傲慢は小さく笑いながら、新たな傷口に触れた。
「その新技。」
「本当におかしい。」
「理想で防御しても意味がない。」
「攻撃そのものを防ぐ技じゃない。」
「傷という結果を直接付与してくる。」
「だから理想で防御しても、傷は発生する。」
古流斬は頷く。
「ああ。」
「攻撃を通してるんじゃねぇ。」
「傷を成立させてるだけ。」
傲慢は苦笑する。
「理屈は分かる。」
「……だからこそ厄介だ。」
「対策を考えないとな。」
古流斬は刀を構え直す。
「もう考えてる暇あるか?」
傲慢は口角を上げる。
「ないな。」
「なら力ずくで突破する!」
再び二人は激突する。
互いに傷だらけ。
互いに限界へ近づいている。
それでも笑っていた。
本気で戦える相手がいる。
その事実だけで、二人にとっては十分だった。
コメント
1件
うわっ第194話、読み終えたよ〜!!😭💕 戦いがめっちゃ熱い!!互角のバトルってだけで胸アツなんだけど、「傷を成立させる」っていう曖昧の付与マジずるすぎるwww理想で防御しても通じないとか完全にチートやん!でも古流斬くんも一発の重さで対抗してて、二人とも限界近いのに笑い合って戦えるのがかっこよすぎる…🥺💖 「本気で戦える相手がいる」って、それだけで涙出るわ…。次が待ち遠しすぎる!!🔥