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今回の登場人物︰今井小夜(主人公。書店員)、女性(大学生らしき美人)、その他(おじさん)
※第1話~第4話までを見てから見ることをおすすめします
8月25日。今日はいつもよりたくさん人が来たから、小夜はものすごく疲れていた。それに今日は雨が降っていたため、駅に着くのに少し時間がかかった。(小夜は電車通勤)
小夜「何なのよ…ただでさえ疲れてるのに…」
小夜は駅の手前で大きなため息をついた。改札を通り、ホームで電車を待っていた。約5分後、電車が来て乗り込んだ。幸い、車内はそこそこ席が空いていて座れた。
『次は〜○○〜○○です』(○○とは駅の名前)
(あ、降りないと)
降車し、駅を出て、家へ向かっていた。その時、
「ねぇお姉さん、今から僕とカフェに行かない?」
おじさんにそう話し掛けられた。つまり、小夜はナンパされたのだ。疲れていたので、
「遠慮しておきます」
そう言って、この場を去ろうとした時、
『ガシッ!』
おじさんは小夜の手首を掴んだ。
「やめてください!」
小夜は抵抗したが、おじさんは掴む力が強く、なかなか離れなかった。その時、
「その手、離してください」
「貴方は…!」
女性がおじさんの手首を掴んだ。
「お姉さんも可愛いねぇ」
「私には貴方と遊んでいる暇などありません。それに貴方、少し前に私をナンパした人ですよね?」
女性がそう言うと、おじさんは
「うるせぇ!そんなの、覚えちゃいねぇよ!」
と、急に態度が変わった。でも女性は、冷静に
「その手を離してください」
と何度も言った。約3分後、諦めたのか、おじさんは小夜から手を離した。それと同時に、
「チッ!」
と舌打ちをして帰った。
「ありがとうございます」
「とんでもないです。この前の恩返しですよ」
「…あの!お名前、教えて下さいませんか?私は今井小夜です」
「まぁ、そろそろいいですよね。私は天野沙織です」
「天野沙織さん…素敵な名前ですね」
「そちらこそ、とてもいい名前ですね、連絡も交換しませんか?」
「もちろんです!」
2人はお互いの名前を知り、連絡も交換した。これからどうなるのか…