境界線戦ー第一章:終幕の英雄譚
〈プロローグ〉魂の理
此れは、嘗て美しい夜空と呆れる程の平和を護りたかった英雄の御伽噺
目が覚めると、辺り一帯血に染まり果てて居た
何が起こったのか、何が有ったのか、皆目検討が付かない
だが、確かな事に俺は今、死の淵にたっている
辺り一面には酷い腐敗臭と噎せ返りそうな迄の血の匂いが立ち籠めていた
現状を把握出来てい無い侭、俺はギシギシと不快な音を立て軋む体を起こした
目がぼやけて辺りが良く見えない、だが、一刻も早く立ち上がらねば
民を護らねば、俺は国王なのだから、何時如何なる時も民を国民を護らねば
俺は…俺は、それしか生きてて良い意味がない、
その全てを失えば最早俺に存在価値など残っていないのだから
「っ……あぁ…………………あ゙ぁ……」声が出ない…
責めて…責めて、目さえ墓灼けていなければ…剣を此の手に掴めさえすれば…
ユグドラシル「貴方の存在を捧げれさえすれば、貴方の愛するものを救います、如何しますか?」
「…た…頼む………仲間を…民を……護ってくれ…」
コメント
10件
いや、、好き、…とても