第17話 題名考えるのめんどい
前回までのあらすじ
後付けで設定した。以上。
「なぁ祐」
「どうしたラキ?金なら貸さないよ」
「んなわけあるかいな」
ここは学校。そして、僕は今祐に話しかけている。
「そんで、用はなんだ?」
ちょっと今からこっちで話すぞ。
(おけー。わかった)
祐は「固有力」あるか?
(どうした?とうとう厨二病になったか?)
違うよ。作者から「固有力」の存在を聞いたんだよ。なんか、それがあるとこの物語を認知できるらしいからな。なんかあった時とかに便利だろ?
(そうか。ん?『この物語』?)
うん。
(まるで俺らは物語の中にいるみたいだな)
だいたいそうだね。
(冗談のつもりなのにホントなのかよ。どうりで変な感じがすると思ったよ)
それじゃあ、認知できてるってこと!?
(騒ぐな。頭に響く)
ご、ごめん。
(まぁ、認知はしてるね)
マジで!?どういう「固有力」なの!?
(わかった。落ち着け。今日お前の家に行くからそこで見せる)
了解。絶対来いよ。
にちのう(おひさ)
「よォラキ」
「おっ。来たか祐」
「ど、どうも」
ん〜。なんでいるんだろう。
「なんでシイさんもいるの?」
「話したら『私もあるかもしれない』って言ってたから連れてきた」
「まぁいいか。とりあえず入ってよ。狭いかもだけど」
「あ、ありがとうございます」
スタスタ
「お茶入れるね」
「おう!ありがとう」
カチャッ
「よし。本題だ」
テーブルに手を置き、重い空気にした。
「『固有力』を見せて欲しい」
「思ったんですけど、なんで見せなきゃダメなんですか?」
「この物語を認知できる人を確認しておきたくてね」
「この…物語?」
「詳しいことは祐から聞いてくれ」
「は、はい。分かりました」
「それで、見せてくれるかい?」
「いいですけど…」
「やったね」
すると、シイさんが突然目の前の綿棒を手に取り、壁に手を向けた。その時、シイさんの髪が白から緑へと変わり、壁の中に綿棒が消えていった。
「な、何が起こった!?」
「これが私の『固有力』。『何かを入れる』です」
これは驚いた。ものを入れただと。僕にそんな超能力は無いから普通にすごいな。
「すげぇ。祐も見せてくれない?」
「よしきた」
そしたら祐は、さっきシイさんが綿棒を入れた壁に手をやった。髪の色が茶色からオレンジへと変わる。そしたら、壁から綿棒が出てきた。
「こ、今度はなんだ!?」
「俺の『固有力』は『何かを取り出す』。」
なるほど。祐とシイさんは真反対な能力だな。
「見せてくれてありがとう。今日は帰っていいよ」
「え?泊まってくに決まってるだろ」
「は?」
「私もそのつもりだったのですけど…」
祐はともかく、シイさんはダメだろ。女子だし。
「祐はいいけど…シイさんは辞めといた方がいいと思うなぁ〜。女子だし」
「私のことはお気になさらず。」
「お気にするよ!と、とりあえず、今日は2人ともダメということで。またの機会にね!」
「ったく。しゃあないな。シイ、帰ろう」
「はい。分かりました」
スタスタ
…危機は去った。【よくやった】《おめでとう》なんだこれ
只今の固有力所持者とその能力
ラキ…時を無くす リス…時を刻む
作者…身体を変える
New!
祐…何かを取り出す シイ…何かを入れる
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