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🐇side
僕は、何も、見てない。
りうちゃん、なんで?
ないちゃんと付き合ってるなら、なんであんな思わせぶりなことしたの…?
こんな気持ちになって、僕…。
ちゃんと、りうちゃんのこと好きだったんじゃん。
今自覚したってもう遅いのに
馬鹿だ、実に馬鹿だ、僕は。
僕は伝う涙を拭いながら、キッチンへと戻った。
このことは言わないでおこう。
そのとき突如、キッチンから大声が聞こえたため、急いで戻った
🐇「遅なってごめんな!?どないしたん!?」
💎「おかえり初兎さん!」
…なにがあったら短時間でこうなる?
レンジのなかから凄い煙。
🐇「え、なに、これ」
💎「あたためたほうがいいかなっておもって、鯖缶今入れたとこ!!」
なにしてん!?!?
🐇「ちょっ、!すとーーーっぷ!!!!」
といって勢いよくレンジを開ける。
まだ、壊れる前だ…よかった…
🐇「あのねいむくん…缶詰はレンジに入れちゃいけません…爆発します…」
💎「え」
🦁「タヒぬかと…おもった…」
びっくりしすぎてさっきの涙なんてすっこんじゃったよ…。
でもおかげで、今は大丈夫そう。
あとで、りうちゃんと話そうかな。おめでとうって。
🐇「そしたらさ、悠くんといむくん。2人で調理済みのものどんどん運んで欲しい。
僕続きと片付けやっとくからさ!」
🦁「すまんな、お願いするわ」
💎「レンジ壊しそうになっちゃったし、僕も従います…w」
🐇「ん、ありがとうw」
2人が庭に行くのを見送ったあと、残った食材で調理を始める。
さっきのアイディア通り、チョコスモアと鯖入り焼きおにぎりの下準備。
ないちゃんに聞けなかったけど焼きそばの素は僕たちが買ってきてたもので何とかなりそう。
ポテト塩味じゃなくてコイツで代用してみようかな。
あとなんか入ってたさつまいも。焼き芋にでもしてみよか。
うん、いい感じ。
下準備だけだし、対して時間も取らずにすんだ。
心もおちついてきたし、合流しても大丈夫かな。
この下準備したものを大きめのお盆に乗せ、、僕も下へと向かう。
🐇「…あれ…?」
今度は僕以外の5人が円になって話してる…?
どういうこと…?
とても入りずらい雰囲気だが、行くしかないよな。
🐇「おまたせ〜」
🐤「ほぁっ!」
🐇「あ、ごめ、驚かせるつもりは…」
🐤「ううん!待ってたよ、初兎先輩!」
ッ…。
その笑顔。
好きなもんは、好きだよ。
急に好きを辞めるだなんて、出来ない。
ましてやさっき自覚してしまったものだ。
🤪「しょにだ、うちのバカ弟が麺を買い忘れたんだってな、ちょっと俺らで買い出し行ってくるわ。」
💎「いふくんにバカって言われたくない…!
でも忘れちゃったのは事実だし、大人しく行ってきます…」
🤪「おら、いくぞ」
💎「ねぇ!引っ張んないでよ!ねーえー…
!!〜…!!」
🤪「〜!!…!?〜…」
…元気な兄弟やなぁ。
今日も仲良しそうで何よりや…
🍣「あ、俺コンビニ行きたかったんだよね。アニキ、着いてきてくんない?」
…?りうちゃんじゃなくていいのかな
🦁「おう、もちろん!初兎とりうら、お留守番宜しく!」
🐇「へ?あ、うん、?」
🐤「気をつけてね!行ってらっしゃい〜」
…送り出したはいいものの…。
き…気まずい…。
🐤「初兎先輩…?」
🐇「…どしたん?」
🐤「おれ、ね。」
あぁ、今からないちゃんとのこと、言われるのか。
と思い、ぎゅっと目をつぶった。
🐤「初兎先輩に、嫌われたくない…」
想像していた言葉の裏の裏をつかれたような気分だ。
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こんばんは!楓です🍁
本日でテラーで小説を描き始めて1ヶ月。
1ヶ月間愛読して下さったみなさま、ありがとうございます!!
今後も頑張りますので、宜しくお願いいたします♡
そして、アンケートありがとうございました!
4番の方が思った以上に多かったので、その時間帯を目安に投稿させていただきます- ̗̀𖤐 ̖́-
それでは、またあした(՞ ܸ. .ܸ՞)”
𝐍𝐞𝐱𝐭→🐇side続