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夜の帰り道。
街灯の明かりの下、俺と勇斗は歩いていた。
付き合い始めて数時間、なのにもう空気はすっかり恋人ムード…?
佐野💟「なんかさ、」
勇斗がぽつりと呟く。
佐野💟「こうやって帰るの、前と全然違うな。」
吉田🧡「そりゃそうでしょw恋人なんだから。」
自分で言っておいて恥ずかしくなり、黙りこくる。
すると隣で勇斗がくすっと笑う。
佐野💟「可愛い。」
吉田🧡「はいはい、うるさい。」
勇斗を軽く肘でつつくとその手をそのまま繋がれる。
吉田🧡「外だよここ。誰かに見られたらどーすんの!?」
佐野💟「イイじゃん。別に。」
指を絡められ、ぎゅっと握られる。
佐野💟「仁人、顔赤いなw」
吉田🧡「っ…赤くないって。」
佐野💟「赤いよ。かーわいい。」
そう言いながら勇斗は俺を覗き込んでくる。
距離が近い。
流石に近すぎる。
吉田🧡「そんなに見んな。」
佐野💟「なんで?」
吉田🧡「…恥ずかしいから。」
佐野💟「ふーん。じゃあ慣れさせるのみだな。」
吉田🧡「は?何言って…」
言い終わる前に肩を軽く引き寄せられる。
佐野💟「ちょっとだけ、いい?」
こんなこと言われたら断れる訳などなかった。
吉田🧡「うん…。」
小さく頷いた瞬間、そっと2人の唇が触れた。
ほんの一瞬の軽いキス。
でも離れた後も心臓の音が鳴り止まない。
佐野💟「ごめん、我慢出来なかった。」
吉田🧡「急すぎるでしょ。」
佐野💟「じゃーもう1回すっか?キス。」
吉田🧡「しないって!」
即答すると勇斗は楽しそうに笑った。
でもそのままもう一度2人の距離が近づく。
今度はさっきより長く、勇斗の温度が感じられるくらい。
近すぎて目を閉じることしかできない。
離れた後、顔を上げずうつむいたままでいると、
佐野💟「…仁人、かわいすぎ。」
頭をぽんと軽く撫でられる。
吉田🧡「はぁぁぁぁ…もうやだぁ…。」
佐野💟「やじゃないでしょ?」
図星だ。何も言い返せない。
佐野💟「これからもっとするし。慣れてね。」
吉田🧡「辞めてよ、本当…」
佐野💟「大事にするから、仁人のこと」
勇斗のひと言に胸がじんと熱くなる。
少しだけ勇気を出して勇斗の手を俺から握りに行く。
吉田🧡「俺も…」
俺が吐いた台詞に勇斗は嬉しそうに目を細める。
さっきよりも甘く、もうただのメンバーには戻れないくらいに深い愛で満たされたこの夜道は、俺と勇斗を優しく包み込んでいた。
_______続く♡