テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
💙×💛 ⚠少しの嘔吐表現有り
※二人はすでに付き合ってる設定です
ピピピピッ…
「ぇ、38.4 ℃…? 」
その数字のをみた途端、体温計を持っていた腕が、力が抜けたようにパタリと布団に落ちた。
熱がでた。しかも結構高熱で、頭がズキズキして、くらくらする。
…でも、とりあえずマネージャーや元貴たちには連絡しないと…
重い体を起こして、手探りでなんとかスマホを見つける。メッセージを開き、ぽつ、ぽつと画面をタップして文字を打つ。
うぅ…気持ち悪い…
画面をみていたら、余計に吐き気が増してきた。
メッセージを打ち終わると、そこで限界が来た。
あ、やば…
「ぅ゙、っおぇ゙…」
吐き気が限界まできて、思わずえづく。幸い何もでなかったが、悲しいのか、不安なのか、涙がぽろぽろ出てくる。
水を飲もうとベッドから降りようとしたところで、視界がぐにゃ、と歪み、冷たい床に落ちた。
…ん。あれ、
瞼を開けると、そこには大好きな人がいた。
「……若井?」
「あ、涼ちゃん起きた?」
近くに座っていた若井が心配そうに顔を覗き込んできた。僕の額に手を当てると、「…まだ熱いね」
と言ってリビングへ歩いていった。
なんで若井がここに?仕事は?
頭の中がはてなマークでいっぱいになった。分からないことが多すぎる。
そんな僕をよそに若井は冷えピタをはがして、
僕の額に貼り替える。
冷たくて気持ちいい…
ひんやりとした感覚に目を閉じていると、若井の優しい声が降ってきた。
「涼ちゃん。辛くない?大丈夫?」
「うん、平気…さっきよりだいぶ楽になったから。」
「そ、ならよかった。…心配したんだよ?お見舞いに来たら涼ちゃん倒れてるから…」
…そっか、僕、途中で気絶しちゃったのか
「うん…ごめんね。忙しいのに。」
「いいよ。予定は遅らせてもらったし、元貴も来たがってたけど、この後外せない用事があるんだって。」
こんな顔してたわ、なんて元貴の顔真似してくるから、可笑しくて笑ってしまう。
さっきはあんなに辛かったのに、好きな人がいるだけでこんなにも気分が楽になるのか。
それから少し雑談して、若井の仕事の時間になった。
「…ごめん、そろそろ行かないと。」
「大丈夫だよ。来てくれてありがとうね。」
寂しいけど、仕事だからしょうがない。そう自分に言い聞かせて、若井を見送る。
あれ…
「っ…」
なんで、涙なんか…
「涼ちゃん?!」
きっとあれだよ、風邪で、気持ちがおかしくなっちゃってるんだよ。だから大丈夫!気にしないで!
心では思ってるのに、なぜか口が動かない。
それどころか、涙が次々とこぼれてくる。
どうしよう、若井を困らせちゃう…
仕事だからしょうがないのに。
「涼ちゃん。」
若井は優しく涙を拭うと、頬にそっとキスをする。
「っ、?」
「…仕事終わったら、また来るから。
だから…それまで待ってて。」
ね? と優しく笑う若井に、僕は頷くことしかできなかった。
「ははっ、涼ちゃん顔真っ赤。 」
まるで少年のように笑う若井に、僕はやっと口を開いて言った。
「…熱のせいだし。」
初投稿でしたが、どうしでしたか…??
やっぱ💙💛はかわいいですよね(^^)
皆様も体調にはお気おつけくださいませ…
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