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芽衣「いやあ心が踊るねぇ」

珠那「私も何となくで来たがこれは凄いな…予想外だ」

芽衣達の正面。そこにはーー宮殿があった。

何故そんな事になってるのか?今説明しよう。

ーー遡る事1日前ーー

芽衣「ここが天界かー!」

珠那「生物を全て研究するとかいう大きい目標掲げてるのに初めて来るのか?芽衣は」

芽衣「それを言われるとなー…ちょっと資金がないだけというか…?学校側が提供すれば良いというか…?」

珠那「流石に可哀想だぞ。」

芽衣「そうだよね!?可哀想だよね!?」

珠那「学校が」

そう言った瞬間芽衣は明らかに落ち込んだ様子で言った。

芽衣「良いから早く行こうよ」

珠那「そうだな。いつまでもここでグダグダしてたら時間の無駄だ!せっかく休み取ってまで旅行来たんだ!楽しもうよ!」

芽衣「トッテモポジティブナカンガエデスネワータノシミー」

珠那「ごめんって。悪かった。さっきのは冗談だ」

芽衣「よし!じゃあ償いとして相応のことをして欲しいナー…?いや別に自分はいいんだケドー…?珠那の両親が傷つくかなー?って?」

珠那「回りくどいな。芽衣が行きたいとこについて行けばいいんだろ?分かったよ」

芽衣「大失敗…だけど正攻法でこの権限はゲットしたからいっか!」

珠那「で…だ。目的は決めてあるんだろうな?」

芽衣「…………………えっとー…………………………………し…森林…?」

珠那はつめたいめを送った!

芽衣に60のダメージ!

こうかはばつぐんだ!

珠那「そういうだろうと思って買っておいたよ。世界地図」

芽衣「愛してるわ!シュナエット!」

珠那「私もだよ。ロメイオ」

相変わらずの芽衣に珠那は天を仰いだ。

ーー5時間後ーー

芽衣「どこだよココー!」

珠那「完全に迷ったな」

芽衣「夜の森だと方向感覚失うっていうし…」

その瞬間急に遠くの木が揺れた。

珠那「敵か!?」

芽衣「安心して。あれは天界の固有種のテンカイフクロウが飛び立っただけだよ。天界に棲息するけどたまに地上でも見られて地上だと珍しいんだけど白い光る羽が幸運の証って言われてたりしてーーそれで」

珠那「長い長い。もう点火フクロウとか1000回フクロウとかはどうでも良いから…」

芽衣「テンカイフクロウだよ!説明して欲しそうな顔してたから説明したのに…」

珠那「でもちょっとは頼りになるよ。ありがと」

芽衣「ここら辺はまだ奥じゃないからそろそろテント貼って寝ようよ。」

珠那「大丈夫なのか?」

芽衣「逆に睡眠取らない方が危ないよ。取り敢えず遭難した時は冷静が大事だからね」

こうしてテントを張りこの日は眠りについた。

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