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間男は一転して茫然自失。
「ざまあ!」
一方、瑠奈は運命の恋人があっさり家族に捨てられたのを見てドヤ顔。すぐに間男と同じ目に遭うのに立場がいまだに分かってないようだ。
「ということで、いじめを再開する。いじめだからここから先は仲間にやらせる。おまえたち、あとは任せた。せいぜい余を楽しませてくれ」
「総長、いろいろ準備してきました。期待してください!」
今まで部屋にいて余と外道どもの会話を聞いているだけだった幹部たちが手際よく間男を全裸にして処刑台にくくりつける。
「おまえら、こんなことして許されると思ってるのか!」
間男は十字架に磔にされたキリストのよう。ギャンギャン吠えているが、もうまな板の鯉と同じ。キリストはすぐに処刑してもらえたが、もちろん間男にそんなうまい話はない。
屋内だから火責めは難しい。だがさすが横浜デビルの幹部たち。余の好みがよく分かっている。すぐに部屋にドラム缶やらスタンガンやらが運び込まれた。ドラム缶は水責め用。スタンガンは火責めの代わりかと思ったら、タバコの火を全身に押しつけるという新たな火責めが用意されていた。
「火責め」
「水責め」
「電気」
「熱湯」
「リンチ」
余のかけ声とともにそれは機械的に実行されていった。ずっとぎゃあぎゃあわめいていた間男も三セット目に入るころにはすっかり静かになっていた。
かわいそうとはまったく思わなかった。魔王の余が言うのもなんだが、この男は悪魔以上の鬼畜。鬼畜なら鬼畜として扱えばいいだけだ。