※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。
〈Case 10@ユダはこの中にいる〉
「ホームズさん。カメラ目線、お願いできますか?」
囁くように言われ、俺は 嵌(は)められたことに気づいた。
さーやはデジカメもスマホも持ってないが、店の中の誰かのレンズは間違いなく俺に向けれられている。
俺が適当な応対をしたから、撮影を始めたんじゃない。最初からこうするつもりで、ホームズを呼び出したんだ。
「騙すようなことしちゃってごめんなさい。あたし、ネトストを追い払ってくれたことは感謝してるんですよ。それにホームズさんイケメンだから、顔出しした方が有名になれますって」
「本気でそう思ってるのか? 善意だったとしても、押し付けたらそれは悪意と変わらない」
「悪意だなんて、ひどい……」
わっとさーやは背中を曲げて両手で顔を覆った。
そん**********************
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