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今の自分へ、昔の自分から。

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6 - 〜アイドルへの道のり編〜迫り来る壁

♥

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2024年03月01日

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今回の審査ではダンスと歌唱力が大事となる。

「行ってらっしゃい」

美佐都さんに背中を押されて1歩を踏み出す。

色んな志願者が後ろにいる中で緊張のあまり泣いてしまう子もいた。

そんな中遂に私の番が来た。

「あなたのダンスと歌唱力とを見せてもらいます。それではどうぞ。」

「はい。」

1年間の努力、無駄になんかさせない……!

-WANNABE-ITZY

小言 stop it 放っておいて

私の事 私で決めてくの

後ろから聞こえる歓声と審査員の驚く顔が嬉しくてたまらない。歌いながら踊り、それに笑顔を見せる。これが私のやり方。

それだけじゃない、ちゃんとファンサービスもねっ!

ラストスパート。

「I wanna be me,me,me」

終わった。

「ありがとうございました。」そして第3審査が終わった。

結果

「不合格」

まだまだ。まだまだ!!!!!!!!!!

次のオーディションは絶対絶対、、、、私はまだ先っぽにも行けてない!!!!!

次のオーディション、第1審査、 第2審査が通りまた高い壁の第3審査。

またもや不合格。何が足りない?わたしは全力を尽くしてる。どんどんと先を越されてる、醜く思えてくる。やっぱり才能なんかない、原石だけで止まってる。

前よりももっともっと練習を積み重ねる。

また第1審査、第2審査。

そして第3審査_

「私は無理をして欲しいわけじゃないわ。ただ、ここまで来ると……」

「美佐都さんが弱音吐いてたら、いつまで経っても始まりません。行ってきます。」

「……頑張ってね、」

次の番、もう慣れてしまった。でも前回よりもだいぶ成長はしていると実感する。

「お願いします。」

「では実力を見せてください。」

1回目のオーディションと同じITZYのWANNABEで受ける。

今にでも逃げ出したい。落ちるのが怖い。でもやらないと……そして曲は終盤へと進んでいく。

「ありがとうございました!!」

深くお辞儀をし部屋から退出する。

合否発表届けが来た。

「お願いします神様。」

審査なのに神頼みは無駄かと思いながらも必死に合格を願うばかり、

緊張で手が震える。開けることすら出来ない。やっとの事で開けられ、中身を見る。

「……えっ、」

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