「…ずいぶん簡単に認めるんだな、ジョー・アルヴィアン。」
国王陛下は驚いたように告げるが、俺は瞳を見つめて返答する。
「国王陛下に嘘をつく気力はありませんよ。それに加えて、俺はユリアス王子殿下を愛していますから。」
俺は胸を張ってそう答える、だが国王陛下は少し今から質問をすることを不安がるような素振りを見せつつ威厳を保った声色を意識して出力して俺に問いかける。
「ユリアスとの関係はどのように始まったんだ?」
「彼は自分の身を守る後ろ盾を求めていました。その見返りに彼は俺に抱かれることを選び、全てが終わった後俺は理解したんです。俺には彼が必要だって。」
俺がそう答えると国王陛下は何かを思い出すような素振りを見せて口を開く。
「…ユリアスは善良すぎる。人の気持ちをよく理解できる。」
「だからこそ彼は苦しんでいて、それを誰にも悟らせないようにしているのを知っています。それ故に、俺のそばにいると彼は安心できるのでしょう。」
俺はそう言って微笑み、グラスの中のワインを一気に飲み込む。






