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ちぐさ編
俺は『触覚過敏』という障害を持っている
でも、両親も親戚もみんな優しくて何も悪いことはない、と思っていた。
昔までは
みんなが俺を優しい目で見ていたのは、俺が障害を持っているからで、恵まれていた訳ではない。
俺はトイレに行こうと夜中に起きた。
それが悪かったのか、偶然両親の話し声が聞こえた。
「ちぐさは障害を持っているから優しく接して」「分かってるけど障害持ちの子供なんて愛せない!」
俺はそれを聞いた瞬間固まった。
愛されて、恵まれていたと思っていたのに本当はフリだった。
そう考えた瞬間昔の記憶がフラッシュバックした。
お母さんの笑顔はぎこちなく、お父さんの仕事の帰りは俺が寝ている時間。
本当は愛されていなかったんだ。
作り笑顔だったんだ。
確かに、両親や親戚以外の人は俺を可哀想な目で見てきた。
俺はただ、障害を持っている可哀想な子、それだけだったんだ。