テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
画面を見た瞬間、心臓が跳ねる。
思わず彼の方を見ると、向こうもこっちを見ていた。
目が合った途端、彼はにやっと笑う。
ak「……っ」
ずるい。
そんな顔されたら余計に意識してしまう。
ak『授業中に変なこと送ってこないで』
慌てて打って送る。
すると数秒後。
pr『変なことちゃうやん』
pr『本音やし』
ak「……むり」
小さく呟くと、隣の友達がまた不思議そうな顔をした。
mob「今日ほんと変だよなお前」
ak「なんでもない!」
その頃、彼は友達に「ニヤニヤしすぎやろ」と突っ込まれていた。
pr「え、俺そんな顔しとる?」
mob「してるしてる」
mob「怖いくらい機嫌いい」
彼は「まじか……」と口元を押さえるけど、全然隠せていない。
そんな様子を見ていたら、
なんだかこっちまで笑えてきた。
昼休み。
教室はいつも通り騒がしい。
弁当を食べながら友達と話していると、不意にスマホが震えた。
pr『屋上来れる?』
短い一文。
どくん、と胸が鳴る。
ちらっと彼を見ると、
向こうは平然と友達と喋っていた。
でも机の下でスマホを握る手だけが、少し落ち着かなさそうだった。
ak『なんで』
送る。
するとすぐ返事。
pr『顔見たい』
一瞬、呼吸が止まりそうになった。
ak『さっきからずっと見てるけど』
pr『そういう意味ちゃう』
メッセージ越しでも照れてるのが分かる。
頬が熱くなる。
ak『五分だけ』
そう送ると、向こうからすぐにスタンプが返ってきた。
やけに嬉しそうなやつ。
ak「ちょっと飲み物買ってくる」
適当に言い訳して席を立つ。
教室を出る直前、何気なく後ろを見ると、
彼もちょうど立ち上がるところだった。
友達に「どこ行くん?」って聞かれて、
「ちょっと!」って誤魔化してる声が聞こえる。
それだけで、胸がくすぐったくなった。
もち@活動休止中
27,397
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!