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フェリ!? UKの会話が面白いです…… そして裁判所に例えるところの語彙力…凄すぎます …毎回毎回色んな展開があって 続きが気になります 無理せず頑張って下さい!!!
この作品を沢山の方に読んでいただいて、正直ものすごく浮かれてます
ちなみにまだ2話はあります
長いですね
許してください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーじゃあ、話してもらおうか」
アルフレッドが話を切り出した、地下はまさに法廷のようであった。
この地下を法廷と例えるのなら、カークランド兄弟は今から裁かれる被告人である。
されどもカークランド達は、顔を歪め、取り乱すことはなかった。
『あーあ、はいはい。喋ればいいんでしょ。喋れば。』
[ ウェールズ、ふてくされてんの?うわ、面白くなってきちゃた。]
「お前ら、少しはまともに喋れないのか。全部俺に押し付けやがって…
愚弟も、紛らわしいことを言うんじゃねえよ、面倒臭えな」
法廷の舞台は、未だ被告人を疑う傍聴人で埋め尽くされていた。
『先に言っておくけど、俺らはいーくんを殺してないよ。
…あれ、いーくん、いやイングランド…やっぱアーサーかあーくん?…うん。あーくんでいいや。 』
『あーくんはさ、仲がどうとはいえ、俺らの中での代表なんだよ。
そんなあーくんを殺して、何が良いのかなぁ。
確かに、俺らの中の誰かが、あーくんに変わってイギリスの代表になるかもね。
でも、ただでさえ俺ら、自分のことで精一杯。
今だって、あーくんの代わりを3人で分けてるのに、手が回ってないんだもの。』
[ しかしアーサーのやつ、俺らが怖い、だって? 。
いつもは怖くなかったってこと?昔はあんなにブルブル怯えてたのにな。 ]
[ …まぁ、それでも納得できないなら出来ないで良いよ。
家が一緒って言えど俺らは別のものとして生きてる。
ウェールズが言ったように自分の仕事もあるし、あいつにだってあいつの仕事がある。
なによりお前らが言ってたんじゃん。アーサーが最近忙しそうって。
そりゃ何時もだったらあいつのことなんて何回も殺せたぜ?
だけどやっぱり最近、あいつと家で喋ったのなんて数回しかないだろうなぁ。 ]
「…はぁ。わざわざ一人一人喋んなきゃならん内容かよ。
俺らに愚弟を殺すメリットなんざありゃしないし、そもそも殺す隙なんて俺らに見せるわけがないだろう。
昔を忘れたのか?フランシス。大層忙しいようだな。 」
「俺らが怖い、とあいつが言ったようだが、アイルの言う通りだ。
ここ最近様子が妙だから、何かしでかすんじゃねえかと何時も以上に見張っていただけ。
お前らも大方そんなんだろう。」
[ あぁ、スコット。しかしまぁ、あんなに文句ばっか言ってた割には、アーサーが心配だったんだな。素直じゃねぇやつ。]
「うるせぇな。無駄な事は喋るな、アイル。
とにかく、俺らが愚弟を殺していないことは分かっただろ。
分かったんだったらさっさと犯人を見つけることだな。仕事が山程残ってる。
それに…」
「 俺の仕事を増やした輩を、一回ぶん殴らねぇと気が済まねぇよ。」
その言葉には、そのままの意味が詰まっていた。
それと同時に、彼を殺した誰かへの怒りが、それの何倍も潜んでいた。
『…あ、そういえば。
犯人、じゃないかもしれないけどさ。』
『フェリシアーノ達、あーくんと会ってたよね?』