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ポケットの中で

1 - 第1話

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2025年12月07日

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ある日私は、依頼を頼まれた。

その内容は、こうだった。


「こんにちは。私は〇〇県△市に住んでいる、堅實期(がたき)と申します。

この度は、依頼を受け取っていただきありがとうございます。

私が依頼したいのは、私の家にあるなぞの手紙についてです。

この手紙が見つかったのは、つい先週です。私が家のテーブルを掃除しようとすると、テーブルの足となる部分に手紙が挟まっていました。

私は掃除のためどかそうと考えて手紙を取ったのですが、その手紙がもし前の人からの伝言メッセージだったり、大切な書類に関係するものだったとしたら、調べていただきたいです。

専門家の人に聞いてみようとしたのですが、少し大袈裟だと思い、ここに書いております。

何卒、よろしくお願いします。」


このような程度の依頼は何回も受けてきているので、今回もあっさり終わるだろうと思っていました。

あのことが起こる前までは。















私は目を覚ました。

ここは?

辺りを見回すと、商店街の裏路地だった。

昨夜は普通に帰って、家に着いたはずだが。

裏路地と言っても、ぼろ家しかないような、とても商店街の近くとは言えないところだった。

やはり、酔って帰ってきたのか。

そんな思考が頭をよぎる。

だが、レシートにもない。

私は昔からレシートや領収書はずっと保管しておくタイプだ。

それでもないというんだから、不可解なことだ。

ここは自分の家まで歩いて20分くらいだ。

現在時刻は0:20。

こんな時間に外を出歩いている人など一人もいない。

少なくとも商店街の近くまではもうお店で封鎖されて出入りできないからだ。

とても考えられない状況だ。

そうだ。思い出した。昨日は社内で飲み会に行ったはず。

ということは、割り勘したレシートが入っているはず。

今日の日付は4月7日。

レシートには4月6日の居酒屋の名前が書いてある。枚数が多く、区別があまりつかなかった。

あった。昨日のレシート。

ビールは一本しかのんでいない。サワーとかは好んでいない。

誰かに連れてこられた?

よくわからない。状況がいまだに理解できない。

どういうことなのだろうか。








バイバイ〜

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