テラーノベル
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二人の前を外国人観光客が団体で通り過ぎていく・・・
「まぁ、あなたがそんなに悩んでいるなんて知らなかったわ、もっと早く言ってくれればよかったのに」
彼女は女神の様に微笑んだ
「でも、勇気を出して打ち明けてくれてありがとう、ここは私に任せて一緒にコンプレックスを解消しましょう、それであなたは敏感肌でも混合肌タイプ?それとも乾燥肌かしら?」
ずいっと藤子が文也の頬を両手で持って、よく見ようと自分に近づける、文也はドキドキした、今本当に唇を少しだけとがらせれば彼女にキスできそうだ
「ええと・・・混合肌かな?」
藤子は彼が照れて真っ赤になっているのも気にせず、文也の顔を右に、左に向かせて、念入りに彼の肌を観察している、油分がどうとかブツブツ言っている
「ふ~む・・・見た目は荒れているようには見えないけど・・・」
「そんなことないよ、本当に悩んでるんだ」
文也は口からでまかせを言いながら、必死で藤子の気を引いた、さっき自分の家では泣いている彼女を思わず慰めたくて膝の上に乗せたくてたまらなかった
あの時はいやらしい気持なんかこれっぽっちもなかったのに、今は気を抜くと下半身が反応してしまいそうになる。文也はきついタイトのジーンズを履いていて良かったと思った
「うん・・・よくわかったわ!何とかあなたの施術プランを考えてみる、私に任せて」
微笑む、その目の優しさに文也の息は止まりそうになった、彼女に対する愛しさで、血液が体を早く循環するのを感じた、そして彼女の微笑みがまっすぐ文也の心に届いた
「一緒に韓国に行きましょう」
「うそ!!やった!!」
二人は見つめ合って微笑んだ
しかし・・・この文也が藤子に構ってもらいたくて咄嗟についたウソが
これから大変な事件を巻き起こすことになるとは
二人ともまだ知らなかった
.:・.。. .。.:・
コメント
1件
第42話、読み終えました! 文也が藤子さんに構ってほしくて咄嗟に嘘をついた場面、すごく胸が苦しくて切なくなりました。でもその嘘が“これから大変な事件を巻き起こす”という伏線がもう張ってあるんですね…。今後の展開が怖くもあり、楽しみでもあります。 二人の距離が近づく甘いシーンと、その足元に広がる不安のバランスが絶妙で、引き込まれました!
めあ
43
2,001
#ネタバレ注意
るあ
2,673
#イケメン
蒼乃 月
828