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公園の片隅に座っている二人をタ日が優しく照らしてくれるんね。
「なぁ、どうして泣いてたか教えてくれるか?勿論嫌なら言わなくてもいいんだ」
優しい声と表情で独華はiоに尋ねたんね。そしたら、自然と口が動いたんね。
「io、思い、 出しちゃって」
詰まってるけど、iоの話を独華は親身に、優しく相槌をうちながら聞いてくれたんね。
「ioの姉さん、えっと、王華は、すんごく、優しくて、格好良くて、素敵なドール、なんね。でね、ioの姉さんは、イタリア王国のドールな んね。それで、人間がいっぱい、いろんなこと言ったみたいなんね。それで、なんか、イタ王さんがね、裏切り者?みたいになっちゃったんね。それで、なんか、悪みたいにされちゃって、イタ王さんがね、連れて行かれちゃって、それに、姉さんもついていかなくちゃで、結構前なんだけど、今でも、帰ってこなくって、寂しくな っちゃって、泣いてたんね」
話し終えて独華の顔を覗き込むと、寂しそうな、心配そうな、それでも優しい目をして、「そうか」って言う、一言だけ言ったんね。
それからちょっとだけ沈黙が続いたら、独華が口を開いたんね。