いろいろなことが起きたバレンタインが終わったばかりだというのに、学年末のテストに向け、望と奏太の勉強会は日に日に激しさを増していった。
優実はかなり疲れているようで図書室で勉強している最中、奏太とたけるに向かって
「ねぇ、ちょっと君達、イチャイチャして見せてくれんかね?それだけで私、元気が出ると思うの……」
と、意味不明な事を言い出した。
「それで優実の勉強がはかどるならお安い御用だよ。さぁ、しようか?たける」
「するかぁ!!」
そのことでたけるはさらに体力、気力を消費したようだ。
そして疲れているのは私も同じだった。
「あれー?数学のノートがない……」
「あー……図書室に忘れてきてない?」
「あぁ、そうかも……。取って来るね」
そのことに気付いたのは、やっと放課後の勉強会を終え、帰るという時で、私はみんなを待たせてしまわないように急いで図書室へ向かった。
静まり返**************************
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