「あ、このリポーター綺麗な人!宏忠さんタイプでしょ?」
土曜の午後、数日前までは勉強に追われ、疲れ果て元気のなかったみやも、テストを終え、後は結果を待つだけになり元気を取り戻し、にやりと笑って俺を見た。
「そうかもな」
適当に相づちを打ちながら確かに美人だと思ったが、俺の中の感情を動かすかと言ったらそうではなかった。
最近はそういうこだわりが無くなってきていて、みやが思っている髪がどうとか、胸がどうとか、
そんなもので飯が三杯食えるなんて若い頃のバカみたいな発言を撤回したいほどだ。
じゃあ今、どんながいいかと聞かれたら
そうだな、一緒にいて楽な相手がいい。
気を遣うことなく、くだらない冗談を言い合ったり、食べ慣れているものでさえ一緒なら美味しいと感じたり、
些細な出来事も幸せだと思えたり、俺に持っていないものを持っていて、相手の思ってる事が手に取るように分かる――
「ね*************************
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