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#鬱展開
Mist-404
1,165
mogyumogyuGemi
646
深夜・Az研究施設周辺
巨大な山岳地帯の地下深くに存在するAz本部。
地上には厳重な警備が敷かれ、無数のドローンが巡回していた。
上空では、能力戦艦ハルシオンが雲の中に身を隠し、周辺空域を監視している。
フランは静かに命令を下した。
「ベルソルト。」
「能研が突入するまで援護に徹する。」
ベルソルトは敬礼する。
「了解!」
能研・突入部隊
惣一が全員を見渡す。
「ここから先は二手に分かれる。」
モニターにルートが映し出される。
第一班
惣一
イレイダ
ソウヤ
結衣
第二班
達
燕
小雨
雛儀
柚季
アリス
夢幻
「第一班はGenesisへ直行。」
「第二班は研究データの確保と救出対象の捜索。」
全員が頷く。
イレイダはソウヤを見る。
「足引っ張るなよ。」
ソウヤは笑う。
「大丈夫。イレイダこそ無茶するなよ。」
「ふっ。」
イレイダは少し笑った。
施設内部
侵入開始。
達が電子ロックを解除する。
「開いた!」
一行は静かに施設へ侵入する。
しかし──
警報が鳴り響く。
侵入者確認。
迎撃システム起動。
大量の警備兵と自律兵器が現れる。
「来た!」
雛儀が前へ出る。
「ここは私が抑える。」
能力が発動。
一瞬で警備兵の武器が切断される。
続いて小雨が能力を発動。
「……眠って。」
敵部隊が次々と意識を失っていく。
夢幻が呟く。
「さすがだ。」
Genesis最深部
間宮トオルは監視映像を眺めていた。
「来たか。」
研究員が尋ねる。
「迎撃しますか?」
「いや。」
間宮は静かに立ち上がる。
「私自身が迎えよう。」
その時。
オールドマンが口を開いた。
「……間宮。」
「能力に支配されるな。」
間宮は笑う。
「支配?」
「違う。」
「私は能力を支配する。」
オールドマンは何も言わなかった。
別ルート
施設の奥へ進むマラン。
誰にも気付かれず歩いていく。
「……。」
その目的は誰にも分からない。
だが、その表情には敵意がなかった。
ハルシオン
ヴァフズルーズが報告する。
「艦長。」
「施設周辺に正体不明の能力反応。」
フランは静かに目を細める。
「……来たか。」
モニターには四つの反応。
そのどれもが第9階級以上の出力を示していた。
ベルソルトが驚く。
「Azの戦力ではありません!」
フランは静かに答える。
「違う。」
「 第三勢力だ。」
エピローグ
Az施設・地下最深部。
一本道の通路。
ソウヤたち第一班が走っている。
その前方。
一人の男が立っていた。
白衣。
眼鏡。
穏やかな笑み。
「ようこそ。」
「待っていたよ。」
ソウヤは足を止める。
「……間宮トオル。」
間宮は静かに両手を広げた。
「君たちに、新しい世界を見せてあげよう。」
その背後では、Genesisが眩い光を放ち始めていた――。
第43話 完
コメント
1件
読了!いよいよAz中枢への突入、そして間宮トオルとの対面……静かな緊張感がすごく良かったです。第一班・第二班の役割分担や、イレイダとソウヤの軽いやりとりが仲間感を出していて好きです。最後の「第三勢力」も気になるし、マランの動向も目が離せませんね。次が待ち遠しいです。