テラーノベル
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Az・Genesis前
ソウヤたちの前に立つ間宮トオル。
その背後では、巨大な球体装置「Genesis」が脈動している。
ソウヤが一歩前へ出る。
「もう終わりだ、間宮。」
間宮は静かに笑った。
「終わり?」
「いや、始まりだよ。」
「能力は神が与えるものではない。」
「人類が自ら創り出すものだ。」
惣一が冷静に言う。
「そのために人を実験台にしたのか。」
間宮は表情を変えない。
「尊い犠牲だ。」
「新世界には必要なことだった。」
イレイダは刀を抜き、静かに構えた。
「私が一番嫌いな考え方だ。」
「人の命を道具扱いする奴はな。」
第二班
その頃。
達たちは研究区画へ到達していた。
燕が驚く。
「このカプセル……。」
中には能力者たちが眠っていた。
夢幻が歯を食いしばる。
「人体実験か……。」
アリスは小さな少女を見つける。
「この子、生きてる!」
結衣が急いで治癒能力を使う。
「まだ助かる!」
雛儀が周囲を警戒する。
「急いで救出しよう。」
ハルシオン
フランは艦橋から施設を見つめる。
ベルソルトが報告する。
「施設外周に武装部隊。」
「Azの私兵です。」
フランは静かに命じた。
「上陸部隊を出す。」
「ただし施設内には入るな。」
「能研の戦いだ。」
「私たちは逃げ遅れた人々を守る。」
「了解!」
Genesis前
間宮はゆっくり両手を広げた。
「見せよう。」
「私が完成させた能力を。」
Genesisが赤く輝く。
そのエネルギーが間宮へ流れ込む。
能力圧が一気に膨れ上がる。
達が通信で叫ぶ。
「惣一さん!」
「能力値が急上昇しています!」
惣一は目を細める。
「Genesisと同調したか。」
ソウヤは拳を握る。
「来る!」
激突
間宮が一歩踏み出した瞬間。
轟音。
床が陥没する。
ソウヤが迎え撃つ。
拳と拳がぶつかる。
ドォンッ!!
衝撃波が通路を吹き飛ばした。
ソウヤは数メートル吹き飛ばされる。
「くっ……!」
イレイダがすぐ前へ出る。
「ソウヤ!」
「下がれ!」
能力を発動。
強化された身体能力で一気に距離を詰める。
拳。
蹴り。
刀による連撃。
しかし間宮は最小限の動きで受け流す。
「素晴らしい。」
「君が第十階級と呼ばれる理由が分かった。」
イレイダは舌打ちする。
「まだ余裕か。」
施設の外
誰にも気付かれず、一人の男が屋上へ降り立つ。
マランだった。
Genesisを見つめ、小さく呟く。
「……間宮。」
「お前のやり方は気に入らねぇ。」
しかし、まだ動かない。
デウスの言葉が頭をよぎる。
「その時が来るまで、答えを急ぐな。」
マランは静かに様子を見守ることを選んだ。
エピローグ
Genesis中枢。
間宮は笑みを浮かべる。
「君たちは知らない。」
「Genesisには、まだ最後の扉がある。」
その言葉と同時に、施設最深部で巨大な封印扉がゆっくりと動き始める。
重い音が地下に響く。
ゴゴゴゴゴ……。
惣一の表情が変わる。
「まさか……!」
間宮は静かに笑った。
「さあ。」
「本当のGenesisを始めよう。」
封印の奥から、得体の知れない能力の気配が溢れ始める――。
第45話 完
コメント
1件
間宮の「終わりじゃなくて始まり」って言葉、めっちゃ響きました…。彼の信念の強さと歪みがひしひし伝わってきて、正体が気になって仕方ないです。第二班が子供たちを救うシーンと対比になるのもまた胸が痛い。そして最後の「最後の扉」…もう、続きが気になって今夜眠れません🥀✨
#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
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