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それから一週間。
照は少しだけ元に戻った。
仕事中は以前のように話すようになり、ふっかも安心していた。
だけど。
二人の間には、お互いだけが気付いている”違和感”が残っていた。
────────
💛side
「はい、お疲れ様でしたー!」
ドラマの宣伝を兼ねた番組収録が終わる。
今日は久しぶりに早く終わった。
楽屋へ戻ると、メンバーもどこか気が抜けた表情をしている。
💙「腹減ったー」
🧡「今日みんなで飯行かへん?」
🤍「いいね!」
💚「久しぶりだね」
❤️「たまには全員で行こうか」
自然と話がまとまっていく。
照は少しだけ考えた。
本当は断ろうと思った。
深澤と長く一緒にいるのは、まだ少し苦しい。
だけど。
💜「照も行くでしょ?」
その一言だけで断れなくなる。
💛「……行く」
💜「よし!」
嬉しそうに笑う深澤。
その笑顔を見るだけで、来てよかったと思ってしまう自分がいた。
────────
💜side
焼肉屋。
メンバー全員でテーブルを囲む。
昔話をしたり。
ライブの裏話をしたり。
他愛もない時間が流れていく。
🧡「照くん、肉焼いて!」
💛「自分でやれ」
💙「結局焼くんだろ」
💛「焦がすよりいい」
💜「照ってさ」
💜「昔から焼き係だよね」
💛「……そうか?」
💜「うん」
照は昔からそうだった。
みんなの皿を見て。
肉を裏返して。
焼けたら取り分けて。
誰より食べるはずなのに、誰より周りを見ている。
そんなところが好きだった。
(……好き?)
思考が止まる。
今、自分は何を考えた。
“好きだった”
違う。
照は昔から大切な存在で。
家族みたいで。
親友みたいで。
だから。
(違う……よな)
胸が少しだけ苦しくなる。
────────
💛side
「ふっかさん!」
🤍「それ食べる?」
ラウールが焼けた肉を深澤の皿へ乗せる。
💜「ありがと!」
笑顔。
その笑顔を見るたび。
胸の奥がざわつく。
「照くん?」
🧡「焦げる焦げる!」
💛「あ」
網の上の肉が少し焦げてしまう。
こんな失敗、珍しい。
❤️「珍しいね」
❤️「今日は心ここにあらずかな」
💛「……そうかも」
思わず本音が漏れた。
────────
食事も終わり。
店の前で解散することになった。
💙「じゃ、お疲れー」
🧡「また明日!」
一人、また一人と帰っていく。
最後に残ったのは。
照と深澤だけだった。
「じゃあ俺も」
そう言おうとした時。
💜「照」
呼び止められる。
💛「ん?」
💜「少し歩かない?」
照は少し驚いた。
昔ならよくあった。
仕事終わりに二人で夜道を歩くこと。
でも。
最近はなかった。
💛「……いいよ」
夜風が静かに吹く。
二人並んで歩く。
会話はない。
それでも不思議と気まずくはなかった。
昔からそうだった。
話さなくても落ち着く相手。
しばらく歩いたところで、ふっかが空を見上げる。
💜「今日さ」
💜「楽しかった」
💛「……うん」
💜「久しぶりにみんなでご飯行けたし」
💛「そうだな」
また沈黙。
街灯だけが二人を照らす。
そして。
💜「照」
💛「ん?」
💜「最近さ」
💜「誰か好きになった?」
照の足が止まった。
心臓が大きく鳴る。
どうして。
その質問を。
💛「……なんで」
💜「なんとなく」
ふっかは笑っていた。
でも。
その笑顔の奥には、少しだけ不安が見えた。
💜「この前さ」
💜「聞いちゃったんだ」
💛「……え?」
💜「舘さんと話してるとこ」
照の顔から一気に血の気が引く。
💜「全部じゃないよ」
💜「でも」
💜『俺が好きなんて知ったら』
💜「そこだけ聞こえて」
照は何も言えなかった。
終わった。
そう思った。
好きだと知られた。
全部終わる。
そんな考えが頭をよぎる。
だけど次に聞こえたのは、照が予想もしなかった言葉だった。
💜「……その人」
💜「幸せだね」
優しく笑ったふっかの横顔を見た瞬間。
照は胸が締め付けられた。
“その人”は。
今、自分の隣を歩いている。
この距離が、あと少しだけ縮まればいいのに。
そんな願いを胸にしまったまま、照は夜空を静かに見上げた。
#いわふか
ふあたべ
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絶対辰哉
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コメント
3件
イッキ見したぁあああ… あの…エモすぎんのと、 どっちも鈍感すぎんのと… ほんとに早くくっついてほしい()
うおおおおおおおお!言ええええええええ!
うわあああ第7話読み終えたよ…!!😭💕💕 焼肉のシーン、ふっかが「照って昔から焼き係だよね」って言うところ、めっちゃエモかった…。好きだったって自分で気づいちゃうふっかの動揺、こっちまでドキドキしたよ…!! 最後の「その人、幸せだね」からの照の胸の内、切なすぎて泣きそうになった…「この距離があと少しだけ縮まればいいのに」って…もう、二人とも鈍感すぎてじれったいけど尊い…!!次が気になりすぎるよ〜!!🌸✨