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命はどこから来るのか?それはこの世界の始まりの里からやってくるんだよ。幼少期から教え込まれたこの世界の成り立ち。その成り立ちに自分も参加する時期がやってきた。
世の中にやってきた僕らは、周りにあるものをかき集めながら生きていく。そうやってやっとこしらえた自分の体を引っ張り出して、世界への支払いの旅へと向かう。
「礼を返せ。そうすれば始まりの里からまた生命は生まれてくるだろう」
私は礼を還す旅にでる。必要なモノは旅路で集めるように。
その道中に有るもの全てを使ってでも返礼をしなければいけないのだから。
彩方師は私にこう告げる
「もう、世界への支払いは終わっている。あんたがやることは残ってない。だからさっさとお家へお帰り」
私はそれでも彩方師に食いついた。
「生きているということは、世界への支払いをすることだ。それを怠った時、この後の世界の人間が困るだろう。そんなことを言うんじゃない。本当のことを教えてくれ」
彩法師は私の言葉を聞くと大笑いして、煙草を咥えた。
「・・いいよ。そこまで言うならやろうじゃん。行きたいんでしょう?凡庸ではない世界の端っこへ。そうすればいいじゃないか」
そう言うと私に1つの輝きを渡した。
それから私の旅は2つになった。