コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今回の登場人物︰今井小夜(主人公。書店員)、女性(大学生らしき美人)、男性(女性の弟。名前は優希)、その他(客)
※第1話を見てから見ることをおすすめします
8月2日。小夜は先月にあった女性の事を考えながら仕事をしていた。
小夜(はぁ、会えないかな〜)
そう思いながら本の整理をしていると、女性が入店してきた。
小夜(あの人って…!)
入ってきた女性は、確かにこの間の女性だったが、1人の男性を連れていた。
小夜(彼氏さんとか?)
そう思いながら見ていると、男性が言った。
男性「確かに、ここ品揃えいいね。だから行きたいって言ってたんだ」
小夜はびっくりした。だって、気になっている女性が「ここに行きたい」と言っていた事が分かったからだ。
女性「でしょ?優希も気に入るかなって。それにここ、問題集とかが沢山あるの」
男性「ホントだ、あっ!姉ちゃん見て、欲しいって言ってたやつあったよ」
小夜(姉ちゃん?あぁ、姉弟ってことね)
2人が姉弟ということに、小夜はなぜか安心してしまった。約5分後、小夜はレジに行った。
小夜「お次の方こちらへどうぞ」
小夜は慣れた手つきで接客をした。
小夜「お勉強ですか?頑張って下さいね」
客「応援ありがとうございます。頑張ります」
小夜はちょっとした会話をするので、客からは勿論、店員からも好評だった。そして、2~3人接客をした後、あの2人を接客することになった。小夜は、あの時と同じようにドキドキしていた。
女性「お願いします」
小夜「問題集ということは、勉強ですか?」
男性「そうです。頑張ります」
小夜「頑張って下さいね」
女性「ありがとうございます。店員さんも、頑張って下さいね」
小夜はドキッとした。
小夜「ありがとうございます!頑張ります!」
女性「ふふふ、ではまた」
「頑張って下さいね」その言葉で、小夜は一気にやる気を出した。その時、先程の姉弟の会話が聞こえた
男性「さっきの店員さん、すごい接客上手だったね」
女性「でしょ?最初に来た時もあの人にやってもらったんだけど、すごいテキパキやって、しかもめっちゃ礼儀正しかったのよ」
男性「へぇ、すごいな〜」
小夜は小声で、「ありがとうございます」と言った。