テラーノベル
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ザーッ…
外はまだ強い雨。
セナ
「え、ちょっと待って。」
ソア
「…何。」
セナ
「転校初日で相合傘誘ってくるとか何!? 韓ドラ!?」
ソア
「うるさい…。」
テオは何も言わず、
窓の外を見ていた。
その横顔は、
雨のせいか少しだけ寂しそうだった。
テオ
「行くなら早くして。」
ソア
「……。」
結局、
3人でひとつの傘に入ることになった。
でも。
セナ
「あ、私こっちだった!」
校門を出た瞬間、
セナが急に反対方向を指さした。
ソア
「は!? 今言う!?」
セナ
「ごめーん! 2人で帰って!」
そう言って、
セナは走って行ってしまった。
ソア
「……最悪。」
静かな沈黙。
雨の音だけが響く。
隣を歩くテオは、
相変わらず何を考えてるかわからない。
ソア
「…女子に人気なんだね。」
テオ
「興味ない。」
ソア
「即答。」
テオ
「お前は?」
ソア
「え?」
テオ
「人気者とか、好き?」
ソア
「別に。」
テオ
「そ。」
その時。
グイッ
ソア
「っ!?」
車が水たまりを跳ねた瞬間、
テオが腕を引き寄せた。
近い。
近すぎる。
テオ
「前、見て歩け。」
ソア
「……ありがと。」
心臓がうるさい。
雨のせいじゃない。
たぶん――
君のせいだ。
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