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翌日
セナ
「昨日どうだった!?」
ソア
「うるさい朝から…。」
セナ
「絶対なんかあったじゃん!」
ソア
「何もないって。」
でも、
頭から離れない。
“前、見て歩け。”
あの低い声も、
近すぎた距離も。
ガラッ
教室のドアが開く。
女子たちが一気に騒ぎ始めた。
「テオ来た!」
「今日もかっこよ…」
テオは気にした様子もなく、
まっすぐ自分の席へ向かった。
…と思ったのに。
テオ
「ハン・ソア。」
ソア
「!?」
クラス全員がこっちを見る。
ソア
「な、なに…。」
テオ
「ノート。」
ソア
「え?」
テオ
「昨日書いてない。」
ソア
「……。」
セナ
「え、なんでソアに!?」
テオ
「字、綺麗だから。」
女子たちがざわつく。
「え、距離近くない?」
「名前で呼んでるし…」
ソア
「……はい。」
ノートを渡すと、
テオの指が少し触れた。
その瞬間。
ドクン
心臓が跳ねる。
テオ
「サンキュ。」
そう言って、
テオは初めて少しだけ笑った。
その笑顔を見た瞬間、
“危ない。”
そう思った。
この人を好きになったら、
きっと戻れない。
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