テラーノベル
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み お .
「は、はい!もうすぐで食べ終わるので……っ!」
「慌てなくていいよ。それより、喉乾いてない?そこの自販機でなんか買ってくるけど」
「いいんですか?えっと、それじゃあ…お水がいいです」
「おけ、ちょっと待ってて」
ベンチから立ち上がると、近くの自販機の前まで行き、小銭を入れると、適当に550mLの水を購入する。
ガタン、と出てきたペットボトルを取り出すと、冷たい水滴が手のひらに伝わる。
すぐに宇佐美のところに戻ると、再び隣に腰掛け、片方のペットボトルを手渡す。
「…ありがとうございます」
やっぱりなんか、宇佐美の様子が変だ。
そうは思うも、気にしすぎか?と思い直し、自分のペットボトルの蓋を開けて喉に流し込む。
喉を通る水分と共に、少しだけ冷静になろうと努めた。
そのとき
「あの、先輩。ひとつ聞いてもいいですか…?」
「なに?」
「僕のこと…その……本当に好き、ですか?」
「え?」
急な質問に、俺は盛大にむせた。
「ごほっ…げほっ……なっ、なんで急に……?」
「えっと。いや……ただ確かめたくて」
「確かめる……?」
俺は一度咳払いをして、落ち着きを取り戻す。
「そりゃ、好きに決まってるじゃん。本当に大切にしたいって思ってるし───」
しかし、一旦そこで言葉を区切り、俺は逆に質問をしてみることにした。
どうしても宇佐美の様子が、気掛かりだからだ。
「ねえ、うさちゃん」
「なんですか……?」
「さっきから……なんだかそわそわしてない?様子も変だし」
「……それは…っ」
そこで確信に変わる。何かを隠していると。
「なに、なんか…俺には言えないことなの?」
「…っ、そういうわけじゃ、ないんですけど…」
「じゃあ何なの?」
俺がそこまで言うと、宇佐美は観念でもしたように、俺の方にゆっくりと体を向けた。
「…先輩、僕のこと……遊びなんですよね」
その言葉に、フリーズした。
「……っ、は?」
数秒遅れて出た言葉は続かなく、瞬間、背筋が凍った。
「…昼休みの階段での会話、聞いちゃったん、です…っ」
「!あ、あれ聞いてたって……ど、どこまで?」
「…「女好きからホモにジョブチェンジした」みたいなこと言ってたところから…ぜんぶ、です」
まさか聞かれていたなんて思わなくて、全身の血の気が引いていく。
だけど、宇佐美の様子が変だったことにも腑が落ちた。
じゃあもしかして、目の下が赤くなっていたのは…あの会話聞いて、泣いていた……?
「…先輩、言ってましたよね。〝そろそろ飽きてきて捨てようと思ってたとこだし、ホテルで適当にヤるわ〟って」
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