コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は初めて知った
「なんで、、、うそ、」
自分が四つ子の事、そして、私は赤村春では無くて別の兄弟の誰かなのかもしれない事、これを知った理由は留守番をしていた時、お母さんとお父さんの黒歴史を知りたかったという物心でお母さんの部屋を漁った、そしたら日記が見つかった、お母さんの一人しか残す気がなかった事、残す子は長女で春と名付けようとしていた事、そして誰が長女なのか分からなくなってしまい、適当に選んだ事、他の子は捨てられた事を書かれていた、(なんで産んだんだろ、産まなきゃ良かったのに、、、)
文字の書き方に悪意を感じた、気持ち悪い様だった、本当に笑えない、気持ち悪すぎる、ガタッと後ろから音が聞こえた、お母さん達が帰って来たって事だ、自分は急いで片付けた、取ったと思われない様に丁寧に、そして急いで玄関に立つ、(笑える気がしない、でも、知っていない時は笑って過ごしていたんだからしょうがないんだ、笑え、笑え)
「ただいま、春」
「ただいま〜、春〜」
「うん、おかえりお母さん、お父さん」
「少し元気ないな」
「あぁ、勉強上手く行かないんだよね、後で教えてくれないかな‼︎」
(無理にテンション上げ過ぎた、変に思われなよね?)
「ねぇ、春?隠さなくて良いよ、ちょっと夜話そうか」
「えっ、、、、」
「ごめんなさい、ねぇお父さん、一回離れて貰っていい」
「あぁ」
お父さんは理解した様に歩いていった、それを見てお母さんは笑う、
「理解したんでしょ、四つ子の事」
「お母さん、捨てたんでしょ、だって」
「そうよ、知ってるかな、皆可笑しかったの、皆障害者で、後悔したの」
「なら‼︎」
「育てるべきだって、バカ言わないで、そんな事したら姉妹同士で喧嘩が起こる、だって相性が全員正反対だった、仲良くなんてなれなかった、それで、あなた達が私達以外を恨んで憎んで、嫌いにはなってほしくなかったの」
「だから、私は捨てるふりして助けてもらったの、喧嘩なんて行わない為に、だって子供に恨まれて殺されるのは構わないの、どんなに嫌われても、でもね、笑ってほしかったの、何度も何度も、その為には敵が必要なの」
「お母さんだけ、悪いの」
「お母さんは優しかったし、そんな人になんて見えなかったんだよ‼︎」
「あのね、春さん」
(何?ここ、病院?)
「何があったんですか‼︎病院に何で私が」
「最初からだよ、春さんはね、生まれてから幻覚をよく見ていたらしいよ、来た時からお母さんとしゃべっていたんだよ、あのね、四つ子じゃないの、お母さんはお父さんに殺されたんでしょ、お母さんは貴方を助けたんでしょ、五歳の貴方を、まぁ、そろそろ高校生だから幻覚が薄くなって良かった、まぁ勉強はちゃんと受けていたらしいけどね」
「何言ってるんですか‼︎お母さんは、お母さん?居たんだよね?あれ、あれれれれれれれれ」バタンッ
「春さん‼︎春さん‼︎」
お母さんはいたんだ、昔から居た、優しくていろんな事を教えてくれるお母さん、
「ねぇ、春はさ、楽しみはある?」
「私は、四つ子で、遊びたい、そして誰が誰なのか当てたい」
「そっか、じゃあ頑張ろっか」
「うん‼︎」
(私は会いたいんだ、四つ子の子達に、手帳をまた見れば、名前だってわかるんだから、私は四つ子で過ごしたいんだ)