妹、弟達の過去

「行くよ、朱莉」

「あ、うん…美慧…」

美慧、か…合わなそうだなぁ…

「此処。…にしても君、本当に12 歳？」

「え？」

どういう事？幼く見えるの？

「12歳にしては背がちっちゃいな〜と思って」

「は？」

「それでポートマフィアやってけるの？見るからに高い敵に気づかなそうだし…」

何此奴！！！凄い見下してくるんだけど

「貴女こそ色んな所に頭打ってそうで大変ね！」

やられたらやり返す！お兄ちゃんが何時もやってるから！（良い子は真似しないで！うん！）

「君、兄妹揃って背が小さいよね」

「貴女こそ兄妹揃って背が高くて頭打つのね」

「え？」

「え？」

ん？もしかして此奴…自覚ないの…？嘘でしょ

「ふっ…」

「？」

「君は回る頭もまわらないよね~脳味噌が小さいからw」

は？

「背は関係ないでしょ！」

「いやいや…脳が回ってたら敵に気づくでしょ」

「気づいてるわ！」

人を煽んなきゃ生きていけないのか此奴…

「異能力　汚れなき川」

パァン！！！！！

「きったな！！！！」

「じゃあ人間ポップコーンなんてやるなよ…！」

うへぇ…実験のつもりが…こんなに気持ち悪いとは思わなかった…

「馬鹿だなぁ…」

「五月蝿い阿呆」

「「は？」」

〜数分後〜

「で、苦戦する敵でもないのに何故二人はそんなに傷だらけなんだい？」

「「此奴のせいです」」

「う〜ん…困っちゃうなぁ…双黒にそっくり」

えぇ…？そうかな？まぁ美慧は太宰幹部似だよね

「ったく…お前のせいで怒られた…」

「此方の台詞だ…デカブツ」

「黙れチビ」

まぁいいや、気分転換にカフェでも行こうかな

「カフェ行くなら連れてってよ〜」

「どうせ奢れって言うでしょ」

「よく分かったねチビ」

「黙れ金欠」

カフェ代も払えないのか…一体何に使ってるのやら…