0.はじめに
作者のF/えふです!
今回のシリーズは、一次創作で完全オリジナルストーリーとなっております!
どこまで続くかは分かりませんが、是非最終回まで見ていってください!
よろしくお願いします!
1.“普通”って、なに?
「わたしは別にいいです…」
わたしは雨晴 優奈。(あまは ゆうな)
今は放課後。さっきまで騒がしかった教室が、急に静かになって、一斉にみんながわたしを見つめる。
「えぇー?いつも雨晴さん来ないからさぁ」
「なんで来ないの?楽しいのに。」
「そうだよー!みんなで行こうよー!」
そんな言葉、いらない。
楽しいとか…みんなでとか、どうだっていい。
「でも…わたしは…」
静まり返る教室は、居心地が悪い。
「ここで行くのが”普通”の人なんだけどね」
「もういいよ。みんな行こー?」
今日は金曜日。
クラスのみんなで、放課後、カラオケに行くらしい。
人気者の「誰か」が提案したみたい。
ほんとに、余計なことしないで欲しいけど…
その「誰か」は、きっとわたしの幼馴染だ。
そんなことを考えていた時、後ろから声がした。
「優奈、ごめんね?」
「…楽菜。別にいいよ。」
この子がわたしの幼馴染。花本 楽菜。(はなもと らな)
いつもクラスの中心的存在で、この学校の人気者。
なのに…どうしてわたしは、こんな子の幼馴染なんだろうか。
「それより…楽菜がみんなに提案したんでしょ。行かないの?みんな悲しがるよ」
地味でつまらないわたしのとこに来るより、明るくて握やかなみんなのところに行った方が楽菜は楽しいはず。
「アタシ?みんなに断ってきたよー?」
「な、なんで?」
「うーん。別に良くない?なんだって」
…意味がわからない…楽菜とは幼馴染だけど、時々なにを考えているのか、分からない時がある。
「あ、アタシはもう行くねー!今日は用事があるから!」
そう言って楽菜は、嵐のように帰って行った。
「…」
今頃クラスのみんなは、カラオケで歌いまくって楽しんでいるだろうか。
『ここで行くのが**“普通”**の人なんだけどね』
ふと、さっきの言葉が脳内に響く。
“普通”…か…
きっとみんなの”普通”は、わいわい仲良くして、賑やかに生活すること。
だけどわたしの”普通”は、きっとみんなとどこか違う。
ーあとがきー
新シリーズ、いかかでしょう?
まだ始まったばかりなので、どんなストーリーかも分からないと思いますが、気になる方は是非是非この先も見て欲しいです!
気になってない方も見て欲しいですが(((
第1話は、まわりと馴染めない優奈が、世の中の”普通”について疑問を持ちました。
第2話では、タイトルにもある通り、「不思議な傘」と出会います。その傘によって優奈の人生はどう変わるのでしょうか?
ですが、それはまた第2話以降のお話です。
このあとがきを読んで気になってくださったらこの後のストーリーも見に来てください!
それでは!お疲れ様でした!🍀🌙
By作者・F/えふ
ー次回予告ー
まわりと馴染めない優奈が”普通”について疑問をもつ。
だけど、ある日当然「傘」に出会う。
その傘は、”普通”じゃない「不思議な傘」で…
次回の第2話をお楽しみに!!
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