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わたしたちはこれからどうするのだろう。
「父上、、、父上っ、、!(泣)」
皆さんこんにちは。あるいはこんばんは。
不穏な始まりですいません
先日カンヒュ好きの公開ルームを作って絵チャをしていた時です。
日帝を書いてたら、同じくルームに入っていた方からささやきで情報を貰いました。
その方のおじいさんは戦争を経験した方で、亡くなる前に戦争のつらさをどうにか伝えたいと言っていたそうです。
絵チャであった方は、カンヒュが大好きで、旧国にもあまり抵抗がないので、カンヒュで書こうと思ったらしいのですが、いくら書いてもアイディアが出ないから代わりに書いてくれないか、と言われました。
荒らし多くてそのルームは結局消してしまったのですが、このお願いは果たしたいと思ったので、書かせて頂きます。
嫌な気持ちになる方がいたら、ブラウザバックをお願いします。
注意、このストーリーには、第二次世界大戦の表現、カントリーヒューマンズが出てきます。
「戦争なんて、、大っ嫌いだっ、、!!!!」
普段おとなしい兄上が声を荒げた最初で最後の記憶だった。
やっとの思いで走って走って、たどりついた荒地とかした家。
その入り口には、撃たれた跡のある父さまの死体があった。
その声を聞いた時、賢かった兄上の説明でそれまで整理された頭に一つだけ、
ひとつの疑問が浮かんだ。
「私たちはこれからどうするのだろう。」
わたしはにゃぽん。
猫の耳を持つ国の化身の娘。
行き場を失った妹。
もう一度誰かに愛されることがあるのなら
もう一度
兄弟で安全な居場所をさがそう。
「父を殺したやつを許さない」
その日はずっと壊れた家の中にいた。
兄上が寝床に隠していたと言うお芋を持ってきてくれたから、お腹は空かなかった。
それでものどがからからに乾いて、木陰の水たまりすら這いずって舐めるほどだった。
次の日、安全なところを探しに歩いていった。
火事なところもあった。火傷している人が沢山居た。
歩いて歩いて、それでも、母上も、かかりつけの医者様も、先生も。
一晩のうちに 誰もいなくなってしまったから。
火事の時も、洪水の時も、空襲の時も、私を守ってくれた兄上を守ってくれた防災頭巾さえも。
何も。
次の日、アメリカさんと言うひとが来た。
中華民国さんや、イギリスさん、ソビエト連邦さんというひとも。
兄上は、アメリカさんのことを一部始終睨んでいた。
保護施設に着いた後も。
父様を殺したやつらしい。
兄上は怒って泣いていた。
私も怒っていた。
何日経ったか覚えていない。長い間電車に揺られ、よくわからない車に揺られ、
やっと施設に着いた。
わたしたちは疲れていた。それでも疲れた体に鞭打って歩いた。
歩かないと本当に鞭で打たれたかも知れなかったから。
ついてから、パラオさんと言う子にあった。
とうさまに懐いていたこだ。
わたしは仲良くなったけど、兄上はずっと警戒して睨んでいた。
「お前も敵か、?」
って。
次の日
兄上がパラオさんにも心を開いてくれた。
あの日から見たこともない、安心した笑顔だった。
数日後
兄上が説明だと言って大人たちに連れて行かれた。私はパラオさんと話して待っていた。
そのあと兄上はすすり泣きながら帰ってきた。
「父上は死んだ。父上のご親友も死んだ。」
兄上から聞いたのはこれだけだった。
次の日、大人たちから詳しい説明があった。
もうすぐ兄上のお友達の子供たちが来るらしい。
東ドイツさん、西ドイツさん、イタリア共和国さんというひとたちだって。
仲良くなれるのかな。