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皆様方々、ごきげんよう。
今回は主くんと鳳仙くんが
一触即発状態のようだ。
何があったのか…..
喧嘩する程仲が良いとはよく言ったものなのだが。はたして、それは本当なんだろうか?
おや?
時間だね。「日常5」はじまりはじまり。
今日は久しぶりの休暇だ。
といっても私はやる事がある。
ずっと座り作業をしていたから腰が痛い。
ふぅ。
少しばかり休むとしようか。
そういえば、鳳仙と待雪。
彼女達はお互い初めましてで
依頼を受けた言ってたな。
よくよく考えたらそうか。
うちに(灯)よく来客するのは
槐だけか。
鳳仙……..。
何故か不機嫌なんだよ。
もしかして?!
私の煙管か香水が臭いとか?!
だったら申し訳ない……な。
配慮してるつもりになってたか。
____コンコン
おや?誰かな?
主
「はいー」
鳳仙
「ボス….今よろしいでしょうか?」
主
「勿論。入っておいで」
鳳仙
「……..」ずかずかずかずか
______ぼふん!
おー!ソファにダイブした。
主
「いらっしゃい。」
鳳仙
「主……来ました!!」
主
「うん、いらっしゃい。お茶飲むかい?」
鳳仙
「いや。有り難いけど。いや飲みます!」
はいよ。
とりあえず。
急須に茶葉入れてて正解だったな
女の子はお腹冷やしたら駄目って以前
鳳仙に教わったからね。
______とぽとぽ
出来た。
癒しの匂いだよね
お茶って。
主
「どーぞ。机にせんべいとかあるから
食べな?好きでしょ?」
鳳仙
「ありがとうござぃ..す」
???
声が小さくなってるな。
まさか、苦手だったか。
606
38
世羅 鈴🎨🎤
466,694
73
主
「今日は何かお話かな?
雑談でもいいよ。時間は1時間なら喋れるよ?」
鳳仙
「あ…いや。その〜。….えっとですね」
主
「ゆっくりでいいよ。別にここで
くつろいでてもいいし、寝ててもいいよ。」
鳳仙黙っちゃった。
私なんかやらかしたかな?
そういえば、待雪にも
「おにいちゃん鈍いから気をつけて」
って言われたな。
何がだろう?
依頼?清掃?ペット探し?
護衛?戦闘?異名者?給料?
給料はファミリーの昇給してるし。
ん〜〜
分からないな。
何だか申し訳なくなってきた。
3分、5分と時間が流れてしまった。
眠たいのかな?
鳳仙
「あの!!!!」
?!
主
「どうしたの?」
ちょっとびっくりした。
鳳仙
「その。えっと、」
主
「うん。」
鳳仙
「羨ましいです!!」
主
「???」
鳳仙
「本来なら私がボスの護衛ですよ?!」
泣きそう?
護衛……か。
鳳仙
「なのに!最近!!全く傍に置いてくれない!!!酷い!!!理由あるんですか?!
私はなんなんですか!!!!!」
主
「分かった。1度深呼吸しy」
鳳仙
「してます!!不思議なんですよ!!
鴉さんが出た日も待雪ちゃんを頼り!!
槐さんは単独任務を遂行してるし!!!
竜胆さんはボスの身の回りの世話や単独行動
鴉さんも偵察ができる!!」
…..なるほど。
鳳仙
「私の存在意義ないじゃないですか!!」
主
「ん?バリバリ存在意義あるぞ?」
鳳仙
「へ?」
なんか素っ頓狂みたいな顔になった。
よく分からないけど。
思ってる事を伝えよう。
主
「うん。鳳仙に仕事を振ってない。
そういう認識であってるかな?」
鳳仙
「はい。まぁそれだけじゃないですけど」
主
「先ずはそう思わせたならごめん。」
鳳仙
「いいえ、私も大きな声ですいません。」
主
「まず、今回の槐や鴉の行動について
私は共感出来なかった。だから2人には
きつく指導した。」
鳳仙
「….知ってます。」
主
「槐の単独行動そこは許す。彼は大ベテランの紳士だからね。だけど報連相が無かった」
鳳仙
「……」
主
「鴉も同じ、命を投げ出す行為そのものだ。
だから、そこは怒ったよ。行くであろう現場
近くに待雪が居たから派遣した。」
鳳仙
「なら、私でも良かったじゃないですか!!」
主
「少し厳しく言うね。死ぬぞ…鳳仙」
鳳仙
「__っう」
主
「鳳仙は確かに強い。頼りにしてる。
だけど現場にはガムートという実力者。
いや、異名者とタメを張れるくらいの猛者がいた。」
鳳仙
「でも、待雪ちゃんが余裕で制圧したって。
なら、私でも…..ダメなんですか?!」
主
「忖度無しで伝えるね。
確かに、もしかしたら鳳仙はガムートに勝てた。そこはあるよ?」
鳳仙
「なら何が足りないんですか!!」
少し、ヒートアップしたか。
現実を教えるか…..
贔屓はしたくない。
主
「ガムートは長年暗殺組織を束ねる幹部だ
タメで斬り合いなら鳳仙が有利かも知れない」
鳳仙
「だから!理由は?」
主
「彼は巨人族で体も大きい、力も強い
何故長年、幹部ができるのか。それはね
戦場把握能力。単騎の実力。圧倒的な瞬発力があるから」
彼はね、悪評名高い。
とまでは行かないけど
部下や側近を邪魔だと思ったらすぐ殺す。
理想は強さが正義、我天下也。
だから何も躊躇しないんだ。
長年の経験
土地や道具の使い方
頭の切れ方、適応力や精神性
全てが上位だ。
言わば軍神だ。
鳳仙
「なんで。だからって
私、最近、皆に置いて行かれるって….」
主
「….うん。」
鳳仙
「だから、焦ってしまって、
みんなに当たるだけじゃなく、待雪ちゃんにも八つ当たりして。」
主
「そっか」
鳳仙
「…..?!」
私は気づいた時、鳳仙の頭を撫でていた。
主
「懐かしいな。この感じ。」
鳳仙
「なんで、なんで優しくするんですか!!」
主
「なんで..か。鳳仙だから….かな。」
鳳仙はわんわんと泣き始めた。
出会った時も泣いて笑って、怒って悲しんで
….鳳仙。
君は気づいてないだろう。
実力や護衛が全てじゃないんだよ。
溜め込む癖も誰にでも真っ直ぐなとこも
明るく照らすその笑顔も….さ。
鳳仙だから。
鳳仙だからみんな心開くんだよ。
主
「なぁ、鳳仙。また護衛頼んでいいかい?」
鳳仙
「……ふぇ?!」
泣いたり驚いたり大変だな。
鳳仙
「な、な、な、なんで?!」
主
「え?いや、だって自己否定してるの鳳仙よ」
鳳仙
「あ〜、まぁ確かに?いや〜、あは、あはは」
主
「よし、今から外出するから出かけよ?
帰りにカフェでもいかないか?」
鳳仙
「……はい!!!」
_______________
鳳仙は張り切って私の部屋を後にした。
相変わらず喜怒哀楽がはっきりしてるよね
私は少しだけ着替えたりしようか
鳳仙
「ふんふ〜ん。」
鴉
「お?はりきってんね!」
竜胆
「イチャイチャはお終いか?」
鴉
「彼氏と喧嘩してたん?」
鳳仙
「か、か、か、彼氏?!
いや!恐れ多いですって?!ボスは
まだ彼氏じゃないです!!!!」
鴉
「あ〜、はいはい。まだね。まだ。」
竜胆
「で。誰もボス。なんて言ってないが…..」
鳳仙
「あーーーーはい、意地悪!!
ボスにチクリますからね!」
鴉
「主を彼氏って弄られました?ってか?!」
竜胆
「……ふ。ふふ」
/////
なあーーーーーーー!!!!
鳳仙
「はい!嫌い。絶交です!絶交!!」
鴉
「はいはい。で、
今からデートでしょ?」
竜胆
「わかりやすい。」
はあーー!!!!
鳳仙
「もぅ。タノシンデキマス」
鴉
「いってら〜」
竜胆
「それでいい。晩飯先に食う置いとくから
しっかり楽しんでこい。」
鳳仙
「はい!!」
さて、
本日は締めさせていただく。
どうだっただろうか?
鳳仙くんが自分の気持ちをはっきりと
伝える。
なかなか珍しい事なんだと私は思った。
喧嘩する程仲が良い。
これは確かに仲が良いとは思う。
だが、
本当に仲が良いだけなのか
どちらかが気持ちに蓋をする
そういう場合は仲良しといえるのだろうか?
それを相方が尊重しお互い気持ちを汲める
理想的な関係だと思う。
喧嘩あと、意地を張るのもいいと思う。
諸君達も喧嘩後、相手をちょっぴりだけでいい思いやりを持ってみて欲しい。
おや?時間だね。
次回「待雪の狂騒」。諸君達に幸あれ
コメント
1件
先週まで張り詰めてた空気が、今回は鳳仙の感情爆発で一気に動きましたね。主くんが「鳳仙だから」って頭を撫でるところ、ああいう「理由にならない理由」が一番響くんだよな…ってグッときました。最後の鴉と竜胆の茶化しでほっこりしたのも含めて、喧嘩のあとの思いやりが大事ってテーマがじんわり効いてる回でした。