夜の21時頃…..
「そろそろ寝ましょうか」
『そうね』
「ねぇ、俺本当にソファで寝るの?」
『そんなに嫌なら床で寝てもいいのよ?』
「やめて!ソファの方がマシだから!」
「あはは…..笑」
「ミミさんは私と一緒に寝ましょうか」
『えぇ…..そうね』
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『ふぁ……』
「では、電気消しますね」
『えぇ、ありがとう』
カチッ
そして、ミミと藍美は目を閉じて
眠りにつく….
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「ミミ〜、これやってぇ〜」
「なんでや、笑」
「まぁ、いいんじゃね?」
「ミミ〜、おやすみ〜…..」
「ミミ、無理はしないで」
「自分の正義は絶対曲げないでね」
そう言った瞬間、春はえんじ色の肉塊へと変貌していった
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『ッ……!!』
ミミが目を覚ますと、すでに周りは明るく
朝が来ているようだった
『はッ…..はッ……』
ミミはパニックになり、呼吸が浅くなっていく
「ミミさん、起きましたか…..」
藍美がそう言いかけると、急いでミミのそばまで来る
「大丈夫ですか!?」
そう藍美が言うと、太陽と平太を同じように
部屋に入ってきた
「何かあったんですか!?」
「ミミちゃん大丈夫!?」
『ぁッ…..私ッ…..ちがうのッ….』
『春ッ……春ッ…..』
『嫌だよッ…..春ッ…..』
「落ち着いてくださいっ!」
太陽の言葉を聞き、ミミは現実に引き戻され
呼吸も少しずつ整っていく
「何があったんですか…..?」
『ッ…….』
ミミは冷や汗をかいており、太陽はそれに気づいたのかミミに優しく話しかける
「ミミさん、コーヒーでも飲みますか?」
「そうしたら、気持ちが落ち着くかもしれませんよ」
『そ、そうよね….そうするわ……』
ミミはフラフラしながらも、ダイニングへ向かう
「大丈夫?ミミちゃん、俺が支えてあげようか?」
『それは遠慮しとくわ…..』
「え”ぇ〜…..!」
「あはは…..笑」
ダイニングへ着くと、太陽がミミにコーヒーを渡す
「どうぞ、コーヒーです」
『ありがとう…..』
ミミはコーヒーを飲み、落ち着きを取り戻した
「あの….嫌なら、話さなくていいんですけど」
「何があったんですか…..?」
『夢を…..見たの、春が出てくる夢….』
「…..春くんか、」
『それで….最初は普通の、春だったんだけど…..』
『突然、その…..藍美さんの変貌した腕のような姿に変わって….』
『怖くて…..ッ、私ッ…..』
「大丈夫ですよ、ミミさん」
「そうだよ、夢だしさ」
『…..そう、ね』
『春は…..きっと、大丈夫……』
ねぇ、春……ッ
早く______….
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