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年上男子と腹ペコ女子

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年上男子と腹ペコ女子

150 - 150話 ありがとうって言って欲しいの

♥

143

2023年10月24日

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笑顔が引き攣り、言葉を発することができなかった。

無理させてごめんって、私はそんな言葉が欲しかったわけではない。私が自分の住む家のことをするのはそんなに不思議なこと?

大和さんは、私の表情を見て、心配そうに眉を顰めた。

「ほら、疲れが取れてねぇんだよ。後は俺がやるから、雫は」

「……疲れてないもん」

「あぁ?ここ数日元気なかっただろ?今だって」

「大和さんのせいだもん」

「は?」

私の頭の上に乗った大和さんの手を退ける。大和さんは私の返答が予想外だったのか、目を見開いた。

けど、そんなことに構っていられないくらい、私は苛立っている。

「私は、大和さんにお世話されたくて同棲したんじゃないよ」

「それは分かってるが」

「私だって、自分が住んでる家の家事はしたいし、大和さんにばかり負担を掛けたくないって思うの」

「…………」

私の声が震えているのに気が付いたのか、大和*************

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