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コメント
1件
わあああっ、このエピソードめっちゃ良かった!!😭💕 焔垂くんが教師に真っ向から反論するところ、かっこよすぎて震えた…!「探究心は無駄じゃない」って言葉、めっちゃ胸に響いたよ〜! そしてそこに現れた鈴蘭ちゃん!颯爽と現れて、しかも先生の弱点見抜いて交渉しちゃうスタイル、まじで女神かと思った😳✨「掃除は先生がやった事にしときます!」って、ずる賢くて可愛いし、最強のコンビ感がすでに出てて最高!! 二人の出会いのエピソード、こんなに素敵だったんだね…!この人のために動きたいって思える関係、尊すぎる…!!次の更新も全力で待ってます🌸
#普通
野々さくら
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ありあ
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時は遡り去年の秋。
「怪異探求倶楽部だ?」
担任教師は提出された、部活動設立届を見つめるなり、眉をひそめた。
「ダメだ! 認めん!」
怒鳴り声が職員室に響き、焔垂は思わず身を乗り出す。
「何で駄目なんですか!?」
教師は机を叩く勢いで言い放つ。
「お前は学校を何だと思ってるんだ?
学校は勉強をする場所だぞ!
意味の分からん趣味を持ち込む場所じゃない!
無駄な事に時間を使ってる暇があるなら
学生らしく勉強をしなさい!」
焔垂は拳を握り締めた。
「知らない事を調べたいと思う
探究心は無駄じゃないと思います」
しかし教師は、その言葉を一蹴する。
「そう言うのを屁理屈と言うんだ
どんな言葉を並べようともな
認めんものは認めん!」
反論する余地など残されていなかった。
焔垂は唇を噛み、悔しさを押し殺す。
その時だった。
「いいじゃないですか、認めてあげれば」
凛とした声が職員室に響く。
教師が顔を上げる。
「なんだ?」
そこに立っていたのは、一人の女子生徒。
そう、三瓶鈴蘭だった。
「怪異探求倶楽部、楽しそうな響き」
突然の援護に、焔垂は目を丸くする。
「あ、あなたは?」
鈴蘭は少し照れくさそうに微笑んだ。
「あ、ごめんね? あまりにも真剣だったから
協力してあげたくなっちゃった。迷惑だったかな?」
焔垂は顔を赤くし、慌てて首を振る。
「あ、いや、その、迷惑なんて、そんな」
鈴蘭はくすっと笑う。
「あ! 顔赤くなってる」
教師は二人を見て鼻を鳴らした。
「ふんっ! どいつもこいつも!
学校を何だと思っとるんだ!」
鈴蘭は教師へ真っ直ぐ視線を向ける。
「彼の言う通り、探究心は無駄
なんかじゃありませんよ、先生?」
教師は不機嫌そうに腕を組んだ。
「第一、どこを部室にするんだ?
当然、わざわざ場所を提供
してやったりはしないからな?」
鈴蘭はすぐに答える。
「去年廃部になった新聞部が
使っていた部屋が余ってますよね?」
少し間を置いて続けた。
「確か掃除が面倒とかで
当時のまま放置してあったような?」
鈴蘭は教師を横目で見ながら、意味ありげな笑みを浮かべた。
教師はその表情に気付きわずかに眉をひそめる。
焔垂は首を傾げた。
「そんな場所があるんですか?」
鈴蘭は嬉しそうに頷く。
「そう!そうなの!確か部員が全員3年だった
とかで卒業しちゃうからって廃部になったの」
だが教師はすぐに首を横へ振った。
「確かにお前の言うとおり新聞部の部室は
未だ手付かずのまま残っている
だからと言って提供してやる義理はない」
鈴蘭は一歩前へ出る。
「私と彼が掃除をするって言ったらどうです?」
教師は目を瞬かせた。
「掃除だと?」
「ええ!掃除をする、その見返りが彼に
場所を提供する事。これでどうですか?」
教師は腕を組んだまま考え込む。
「掃除くらい私が──」
言いかけた教師の言葉を、鈴蘭は静かに遮った。
「テスト問題の作成と野球部の顧問で
そんな時間ありますか?」
その一言に、教師は言葉を失う。
「それは・・・」
鈴蘭は優しく微笑んだ。
「先生も大変でしょうから
私たちが代わりにやりますよ」
教師は困ったように頭を掻く。
「いや、だからと言って生徒にやらせる訳には」
鈴蘭はいたずらっぽく笑った。
「大丈夫です! 掃除は先生が
やったって事にしときますから!」
思わず教師の表情が崩れる。
「そ、そうか?」
鈴蘭はさらに畳み掛ける。
「ずっと手入れしてなかった空き部屋を掃除した
この事実は結構評価を左右すると思いますよ?」
教師は小さく息をついた。
「た、確かにな・・・」
鈴蘭はにっこりと微笑む。
「それならOKですか?」
しばらく沈黙が流れる。
やがて教師は観念したように肩を落とした。
「まあ、それなら認めてやらんでもない」
「よかったね」
鈴蘭は焔垂へ振り返り、嬉しそうに笑う。
「認めてくれるって♬」
焔垂は何度も頭を下げた。
「ありがとうございます!」