らっだぁ おーいいつまでそこに立ってんだよw
きょー 別にええやんけ
緑 ハヤク写真トルヨ
レウ ほらみんな並んで〜
コンタミ きょーさん早くこっち来てー
きょー はいはい…
レウ じゃあいくよー
ー3ー
ー2ー
ー1ー
パシャッ
月日は流れる
ドゴーンッ
ババババババババッ
きょー”現在前線押されてる!“
緑”こんちゃんの所あと敵3部隊来るかも“
コンタミ”おっけ〜“
レウ”こっちもうすぐ終わりそうだよ“
緑”レウさんきょーさんとこ応援行って欲しいかも“
レウ”了解“
緑(なんでよりにもよってラダオクンがいない時に……)
きょー“すまん…“
きょー“俺んとこ押し切られてもうた”
緑”大丈夫もう時期レウさん来るはず”
きょー”無理や…レウじゃ間に合わん“
レウ”なんとか耐えて!“
きょー”あっ…まずいな………“
緑”どうしたの!?“
きょー”敵に見つかったわ…“
緑”やれそう…?“
きょー”無理やな…結界のせいで弱体化しとるししかも俺は手負や“
きょー”多分俺は死ぬ“
きょー”レウお前はコンちゃんとこ行ってやれ“
レウ”だめだよ!誰か1人でもかけたららっだぁが…悲しむ……“
きょー”じゃああいつにはこう言っといてくれよ“
きょー”ちょっと旅に出てくるって“
緑”場所どこ“
きょー”tpさせる気か?“
きょー”そんなことしたら緑の場所も割れるだろやめとき“
緑”はやくっ!“
きょー”俺はお前らに会えて幸せやったわ“
きょー”長く生きろよ“
ブツッ
-きょーのバイタル信号が停止しましタ-
緑”そんな……”
レウ”俺きょーさんとこ行ってくる“
緑”待って…そこ今危険なんじゃ……“
レウ”大丈夫俺を信じて緑くん“
緑”……“
緑”わかった…じゃあ俺はコンちゃんに付ききっりになるけど大丈夫…?”
レウ“うん勝って帰ってくるね”
緑“気をつけて…レウさん”
コンタミ“緑くん今戦況状況と敵の数教えて!”
緑“今…敵は………えっ…?”
コンタミ“緑くん?”
緑“きょーさんとこに今全軍いる……”
緑“レウさん!!”
コンタミ“多分今聞こえてないともうから俺ここ片付けたからレウさんとこ行ってくる”
緑“なんかあったらすぐに座標言ってtpさせるから”
コンタミ“りょーかい”
緑(俺がしっかりしないと…きょーさんは………死んじゃったのかな………)
緑(いやだ…誰も欠けないで………俺の前からいなくならないで……………)
数分後…
緑“コンちゃん…?レウさん…?”
反応がない
緑(俺が戦場に行くしかない…)
緑は静かに空を飛びレウとコンタミのバイタル信号がある場所へと飛んでいった
そこではきょーさんが操られていてレウさんとコンちゃんが戦っていた
レウ お前らは人の心がないのか!!!!!
敵 だって君たちは人じゃないでしょ?w
コンタミ もうレウやめてこいつらには言葉は通じない
コンタミ せめて俺たちの手できょーさんを眠らせないと
緑 レウさん!コンちゃん!!
レウ 緑!?
コンタミ なんでここに!!
緑 反応なかったから
緑 で?今どうなってる?
レウ 見ての通りきょーさんが死体で操られてる
緑 ……
緑(死体を操るってことは魔女がいるはず)
緑(魔女を探して殺さないと俺らも精神支配で洗脳される……早めに見つけないとまずい……)
緑 コンちゃんとレウさんは時間稼いでオレがなんとかする
コンタミ おーそれは心強いね
レウ おっけー
オレを守るようにレウとコンタミは動いて操られているきょーさんと対峙する
オレはきょーさんから逆探知で魔女を探す
見つけた…
あいつだ
戦士の中に変装して紛れてる
オレは剣を生み出して魔女の心臓目掛けて投げた
剣は魔女に止められてしまう
緑(止められた!?)
魔女 あっぱれ
魔女は自ら前へ出てくる
緑 ……
魔女 あなたの才能は素晴らしいです
魔女 でも経験が足りない
そう言われるとオレの足元にツタが生え始める
俺は再び剣を生み出しツタを切ろうとする
が切れない
緑(切れない!?なんで!?!?)
オレはツタに拘束されてしまう
緑 ゔっぐっっ……
手足を拘束されてしまった
魔女 あなたが欲しいです
俺の目の前にきて魔女はオレの首を絞めながら呪文を唱える
この詠唱は……精神支配………
まずい……
逃げないと………
だんだんと首が絞めあげられる
なんで霊体のオレに触れるんだ
なんでこんなことに
なんで?どうして?
疑問が頭に浮かんでは消える
バキッ
首の骨が折れる音と同時に
オレは魔女に下ってしまった
コン せめてレウサンだけでもっ!
コンタミはレウをらっだぁのところまでtpさせた
オレは魔女に従ってコンタミを殺した
-コンタミのバイタル信号が停止しましタ-
魔女はコンタミも隷属させた
らっだぁ(くそっ…)
らっだぁ(こんな時に襲撃を受けるなんて)
らっだぁ(みんなは無事かな…)
らっだぁ(なんで通信妨害なんか……あるんだよっ!)
シュンッ
空からレウが落ちてきた
レウ いたばぁぁぁぁぁぁ!!!!!
らっだぁ レウ!?
俺はレウに状況を聞かされた
そして俺とレウは急いで国へ戻った
国についた俺とレウは絶望した
国は燃え灰と化し住民は皆殺しにされていた
らっだぁ なんで……こんなことに…………
レウ ……
ドクンッ
俺たちは国跡地を巡った
そして城に着いた
見るも無惨な姿になってしまった城を見て俺は声が出なかった
城の大広間
俺は驚くべきものを目にした
きょーさんが無傷で立っていた
らっだぁ きょーさん!
俺は走って駆け寄る
だが反応が返ってこない
彼の顔を覗き俺は言う
らっだぁ きょー…さん……?
俺が目にしたのはすでに死んでいるきょーさんだった
でも動いている
俺を見た瞬間剣を振って俺に攻撃してきた
レウ らっだぁ!!
俺は不意打ちとも言える攻撃をなんとか避ける
らっだぁ ぅ……うそ……だ…………
ドクンッ
らっだぁ そんな…はず……な…い………で…しょ…?
ドクンッ
らっだぁ なんで………なんで…?
ドクンッ
きょーさんが俺を見る
大広間の中央にある階段からコンちゃん、緑も降りてくる
レウ みんな……
みんな死んでいる
操られていた
死んだはずの魂が体に縛り付けられ支配を受けている
俺は言葉が出なかった
ドクンッ
魔女 ふふっ
魔女がゆっくりと空から舞って降りてくる
らっだぁ お前か3人を殺したのは
魔女 えぇそうよw
魔女 弱かったわww
魔女 あなたもすぐに楽にしてあげる
そういうやいなや俺に向かって走ってきた
俺は青鬼の杖を出し魔女に振るう
魔女は俺の攻撃を軽々と避けレウの背後へ回った
らっだぁ レウっ!!!!!!
レウ やめっ
魔女はレウに自身の杖を突き刺した
レウ ぐっ……
魔女は呪文を唱え始める
魔女の足元からツタが生えレウの首を絞めている
俺は走ろうとした
だがきょーさん、緑、コンちゃんに妨害されてレウに近づけない
レウ ごめん……ら…っだ……ぁ
レウは殺された
ドクンッ
体の中で何かが動いている
らっだぁ ゔっ……
立ち眩みがしたその時きょーさんの剣が俺にヒットし俺は突き飛ばされた
壁に音を立てて打ち付けられた俺は血反吐を吐く
らっだぁ っ……
魔女 これであなたの仲間はもう私のものよ
ドクンッ!!
らっだぁ あ“っ!!!
呼吸ができなくなり俺は意識が混濁する
そこから記憶がない
気がついた時には俺の手は血で濡れていて魔女と見られる人物は物言わぬ肉塊へと変わり果てていた
俺の横で倒れている4人は再び動き出そうとしている
魂はまだ体に縛り付けられているようでとても苦しそうだ
俺は怒りで我を忘れ自身の力に呑まれた
その後俺は俺の国を襲った国を滅ぼした
そしてそれでも物足りず他の人間達の国も滅ぼした
そして俺は世界を滅ぼした
俺に残ったものは
何も無かった
大切なものも
帰る場所も
生きる意味も
無くした俺は
青鬼の杖を出し自分の体に突き刺した
体に今まで感じたことがないような痛みが走る
らっだぁ ッ!!!!!
痛すぎて声も出ない
口から血を吐き俺はぐったりと倒れ込む
なぁ神様
なにがいけなかったんだ?
答えてくれよ
なぁ
救ってくれよ
これが最初で最後の願いだよ
記憶が無くなったっていい
死んだってもいい
だからアイツらだけはどうか
救ってくれよ
俺はどうなったっていい
だからっ
俺は意識を手放した
俺の前世はロクなもんじゃなかったな
母 あなたはいつまでそんなことをしているの!
家の地下室で罵声を浴びせられ殴られる
「……」
母 なんか言ったらどうなの!
骨が折れ精神は削れ
何度も俺はこの身を投げようと思った
だけど現実は甘くない
俺がこの化け物から逃げるなんてこと到底出来るわけもなく今日も発散道具として弄ばれている
(なぁ神様?)
(もし本当に神がいるなら俺を救ってくれよ)
何度そう心の中で願ったことか
今は薄れゆく意識の中、全身ありえない程の寒さに支配されている
これは寒いのか?
違う俺が冷たいんだ
ここで死ぬのか
まだ死にたくないなぁ
まだやることが……………いや…無いか
そういや俺には最初から
何も無かった
目が覚める
部屋の窓から差し込む太陽が眩しい
俺は思わず顔を顰める
そして重怠い体をなんとか起こし
まだ寝ていたいベッドに別れを告げる
そしてまたいつものルーティーンが始まる
洗面所で顔を洗い
リビングで朝食を食べる
寝室に戻り制服の袖に腕を通し
バッグを持って玄関から外に出る
学校に行き
なんとなく授業を受けて
なんとなく友達に会話を合わせて
そしてなぜか下校間際に神へ祈りをする
何故祈るかって?
俺も知らないよ
てか俺は祈ってないし
俺は自分を救わなかった神なんて信じない
まぁどーせ俺はこの『色』のせいでロクな死に方しないんだからね
なら最初から生きる為なんて面倒くさいことにしがみつくんじゃなくていつでも死ねるようにしとけばいいじゃん?ってこと
死ぬのは怖くない
だって一回死んでるから
俺は前世で生きることに価値を見出せなかったし今現在死ぬことにも価値を見出せない
だから俺はただ周りに合わせて生きている
でも本当に俺は生きてるのだろうか?
俺って一度死んでるんだからもう死者なんじゃないか?
ってそんなことどうでもいいや
今日はまた誰かが俺のこと追いかけにくるんだろうな
先生 おーい!
「うわ…来たよ……」
正門を潜り抜けようとしていた俺に猛スピードで駆け寄ってくる彼
俺は最後の悪足掻きとして正門を抜け走った
だけど俺が単純な運動神経力で彼に勝てるはずもなく……
もちろん捕まった
首根っこ掴まれて引きずられている
「ねぇー離して?ー」
「おーねーがーいーー」
先生 お前なぁいつになったらその子供っぽい心が無くなるんだ?
「えー?まだギリ子供だからいいじゃないっすかぁ?w」
先生 お前そんなこと言ったって大人に片足突っ込んでんだろ
「えぇ?そうかなぁ…?」
先生 そう言えば…なんでお前は祈りをしないんだ?
「俺は神なんて信じてないから」
先生 そんなこと言ってると呪われるぞ?
「どうせ俺は呪われてるよ…」ボソッ
先生 お前も少し成長したら?
「はいはいー成長しますよーー」
先生 やる気がないな…
そう言い合いながら俺は学校の祈りの部屋まで連れてこられた
教祖 あなたまた逃げ出したのね
教祖 はぁ…あなたはいつになったら神への信仰をするのよ……
「信仰なんてくだらないこと俺は一生しない」
教祖 そうですか…
教祖 まぁ…くれぐれも神には刃向かわないでくださいね
「はーい」
俺はいつも言われる言葉を正直耳ちくわ(笑)にして聞き流す
やっとのことで解放された俺は家に帰る
それは帰り道だった
普段通っている時は目に入らない神社が俺の目に止まった
俺は何分、何秒だろうか短くて長い時間その神社を見ていた
突っ立っていた俺は正気に戻り家に帰ろうと目を離そうとした瞬間だった
神社の前に建っている鳥居に寄りかかっている子供が俺に手を振っていた
その子供は赤色のマフラーに青のカーディガン、ニット帽で黒い靴とズボンを身につけている
俺が子供に見惚れているとその子供が何か言っている
聞こえないが口パクでなんとなくわかる
こっちに…きて…?
子供はニコっと笑って神社の中へ消えていく
俺は気づいた時には歩き出していた
鳥居をくぐり抜け神社の前にあるお賽銭箱に小銭を投げ入れる
手を合わせ2回叩く
目を瞑る
特に願い事は無いけれどとりあえず形式だけはやっておこう
そして目を開く
目の前にあったのは広い草原だった
「え……?」
喉の奥から声が漏れ出る
何か悪い夢を見ているのだろうか
ほっぺたをつねってみる
…
めっちゃ痛い
とりあえず夢ではなさそうだ
昼間なのか明るい太陽が俺を照らし頬をそよ風が撫でる
足元では小さな草々が靡く
子供 こっち!
子供の声がして声のする方を向く
そこにはさっきの俺を呼んだ子供がいた
子供 来て!
子供は走って草原を駆けていく
「ちょっ!」
俺も走り出す
何分か走ってようやく子供に追いついた
そして子供を抱き上げ捕まえる
子供 捕まっちゃった!
「はぁ…はぁ……」
少しして息が整ってから子供を地面におろし俺は質問した
「ここはどこなの?」
子供 ここはね
子供 __________
「えっ…?なんて?」
子供 だから___________
全く聞こえない
なんかノイズがかかってるみたいになって言葉を聞き取れない
「ついに…俺の耳おかしくなった?」ボソッ
子供 聞こえない…?
「えっ?あぁ…大丈夫だよ」
子供 じゃあ僕の名前を答えてほしい
「名前…?」
子供 うん!君がつけてくれた名前!!
俺って子供に名前なんてつけたっけ…?
子供 …
「えーっと……?」
子供 やっぱ覚えてないよね…
「えっ…あ……ごめんね…?」
子供 だってまだ思い出してなんでしょ?
「思い……出して…ない………?」
「それって……?どういう……」
カァ…カァカァ……
カラスが鳴く
子供 ごめんね
子供 もう時間切れみたい
子供は辺りを見渡して言った
気がつくとさっきまで昼だったはずのなのにもう夕方だった
夕日が俺と子供を照らし包んでいる
子供 またね
子供はまたニコっと笑った
混乱する俺をおいて子供はゆっくりと俺に近づき
俺を優しく押した
子供とは思えない程の力で俺は押されて倒れる
浮遊感が俺を襲う
倒れる
そう思い反射的に目を瞑った
ボフンッ
体が布団に包まれる
驚いて目を開き体を起こす
俺の寝室だった
「あ…あれ…?」
さっきまでの事が嘘だったように思える
だけど確かに俺の体にはあの子供に押された際に出来た服のシワが残っていた
「なんだったんだ…?」
そういえば神社ってどうなったんだろ…
俺はふと窓の外を見る
窓の外はすでに暗くなっていて星々が煌めいていた
あの言葉…
『僕の名前を答えてほしい…?』
まぁ考えてもキリがない
一旦宅配頼んで風呂入るか
俺はスマホで置き配を頼み風呂場へ向かった
服を脱ぎ風呂に入る
髪、全身を洗い湯船に浸かる
「ふあぁぁ…」
疲れているのか欠伸がでた
お風呂出てご飯食べたらすぐ寝よ
風呂を出て置き配の夕食を食べ俺はすぐに布団を被り寝た
チュンチュンチュンッ
雀の囀りと朝日で目が覚める
俺はまだ眠いのでもう一度寝ることにした
寝返りをうとうと体を動かすと何か温かいものが俺の腕に触れた
俺は目を開き何かを確認する
青色の髪がひょこっと俺の腕から出てきた
「ん…?」
俺が声を出すとその何かはもぞもぞと布団から出た
子供 おはよ
見覚えがある
確か…昨日会った子供………
俺はまだ寝ぼけていて頭が動いていないので一旦もう一度寝ることにした
「まぁいいか…おやすみ…………」
子供が俺を覗き込んで言う
子供 僕の名前わかった?
その言葉で一気に頭が覚醒した
「名前……」
俺はようやく状況を把握した
そして驚きのあまりベッドから飛び上がり落ちた
「痛っったああぁぁぁぁ!?」
子供 そんなに驚かないでよ
「えっ…?痛い…じゃなくてなんで君ここに………?俺の部屋だよね?」
「ん?待って…?どういうこと……?」
俺は頭の中が一瞬でパンクした
子供 楽しみで会いにきちゃった
「はぁ…?」
俺はもう頭が回らなかった
子供 ねぇいつになったら思い出してくれる?
思い出してくれるって言われてもなぁ…
俺は何にも知らないし……人違いとかじゃないんかな…?
「本当に俺が君に名前つけたの…?」
子供 うん!
子供 もう言っちゃうけど
子供 僕の名前は
こぼせ ここから僕が説明するよ君
こぼせ 略してこぼせくん!
こぼせ どう?なんか思い出せた?
「いや…何も……」
「てかさこぼせくんさ君が探してるのは俺なの?」
こぼせ うんそうだよ
こぼせ らっだぁ
「え…?」
「ねぇこぼせくん…らっだぁって誰…?」
こぼせ え?君の名前だよ?
「俺はらっだぁ?って言う人じゃないよ?」
らだお 俺は福田らだお
らだお らっだぁ?って人ではないよ?
こぼせ え……?じゃあ………え…?
こぼせ でも…君は……僕を作ってくれた………よね?
らだお 俺はその……君が言ってることはよくわからないんだけど………
こぼせ ………
こぼせ …そっか
こぼせ またくるね
そう言い残してこぼせくんは宙に浮いた瞬間消えた
俺は目の前で起こったことが現実であるにも関わらず信じられなかったが信じなければならないものだった
らだお はぁ…まぁいいや一旦学校行くか
俺はいつも通り着替えて学校へ行った
授業が終わりまた祈りの時間
だるい
なんでこんなことしてんだマジで……
先生 お前またザボってるのか?
らだお いいじゃないっすかー
先生 まぁ多少は目を瞑ってやる
先生 お前は成績優秀だし運動神経も文句のつけようがないからな
らだお 負け惜しみっすか?w
先生 おい今なんて言った?^^
らだお 冗談w冗談っww
らだお ね?猿山?
猿山 ならいいけどな
猿山 というか先生を呼び捨てにするな
らだお いいじゃーん?名前一緒なんだし
猿山 読み方だけな
らだお そう言わないでよw
猿山 ほらあの部屋で祈らなくてもやり過ごせばいいんだから早く行くぞ?
らだお はーい
俺は猿山と祈りの部屋に着くまでの間軽い雑談をした
猿山 じゃあ行ってこい
らだお そういえばさなんで猿山も祈らないの?
猿山 俺はもう呪われてるからなw
そう言う彼の顔は笑っていたがとても形容し難い感情をその顔に写し出していた
俺は祈りの部屋に入りまた教祖にこっぴどく叱られた
もちろん耳はちくわ(笑)だったけどw
教祖 もういいです
教祖 では神に祈りを
生徒達 神に祈りを
らだお ……
なんとかやり過ごした
また家に帰る重だるい帰り道
ため息一つ一つが鉛のように俺の体を重くする
家の扉を開いた瞬間だった
昨日の草原が目の前に広がっていた
らだお えっ…?
強風が吹き俺は前に押される
草原に足を踏み入れてしまった
バタンッという音と共に俺は最悪の想像をした
現実じゃないといいけど
その願いは届く事がなかった
扉は消えていた
らだお だよな……
なんでこう俺は面倒ごとに巻き込まれやすいんだ……
最悪だもう
そういえばこぼせくんはどこにいるんだろ
あてもないし探すだけ探そ……
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