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これは、ある1人の少女の人生を描いた物語。


私はまだ生まれていない。そして、周りにいる奴らもまた同じだ。なぜなら全員が魂だからだ。

赤ちゃんができる原理はまぁ、大体の人が中学生以上で知るだろう。それは置いといて、赤ちゃんはその前に生まれたい家族を選んで、神様に言ってから母親の腹の中へ魂が入る。それからどんどん顔や体格などが形になっていき、無事出産という流れ。

なのだが、その魂はとても個性が溢れている。性格はここで決まっていると言っても過言ではないだろう。

そして、前世の記憶を持つか持たないかもここで決まる。

たまにテレビで流れる、前世の記憶を持った子供というのは、まぁいわゆるゲームみたいなシステムだ。

大体の魂は記憶などが初期化され、メモリーだけが新しくなった状態で生まれる。だが、死んですぐ初期化する際に不具合が生じて初期化できなくなることがあるのだ。それに気づかず、神の手下である天使は魂をこの赤ちゃんの世界へと連れてくる、というわけだ。

私も、その1人だ。なぜそんなことがわかるのか?だって、今こうして頭の中で語っているではないか。それが何よりの証拠だ。

話は戻り、私のとりあえずの目的は家族を探すということなのだが、期限があと2日しかない。

おっと、これも説明し忘れていた。家族探しにも期限というものがあり、大体約半月だ。それを過ぎると、天使によるくじ引きで決まる。ちなみに、大体のクズい両親の間に生まれる子供は期限を守れなかった子供が多い。

だから今の私からすると、親ガチャ失敗とかいう前に期限守れよ、と言ってやりたいぐらいだ。

流石に天使によって家族を決められるのは腹が立つので、早急に決めてしまいたい。

すると、ある家族が目についた。

・**県在住、小さい住宅街の真ん中に家あり

・近くに商店街、学校あり

・母親16歳父親17歳

・姉兄ともにいない

両親の情報以外は完璧なんだが、この家族以外にここまで完璧な家族はいないと思い、思い切ってここに住むことに決めた。

さぁ、これから私の人生の始まりだ。





















名前もないモノガタリ

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