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#陰謀
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#後宮ロマンス
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俺は誰よりも早く起床し、ユリアスを寝室に放置したまま食事用の部屋に移動し、その椅子に座って新聞を読んでいる。
「おはようございます、国王陛下。」
俺は血のような鮮やかな赤色をしていることで有名なパンタナールオレンジを搾ったジュースの入ったグラスを置いてから国王陛下を見やり、あいさつをする。
「おはよう、ジョー・アルヴィアン。昨夜はどうだったか?」
「ええ、とても素晴らしいものでした。」
「ジョー・アルヴィアン、朝から全ての新聞をくまなく読んでいるのか?」
「そのとおりです、国王陛下。俺の1日はすべての新聞のすべての記事と広告を読むことから始まります。俺の昔からの習慣でしてね。ところでユリアス王子殿下はなかなか起きてきませんが…」
俺は新聞を食卓の上に置いて爽やかな笑顔を国王陛下に向ける。
「そうだな。そろそろ起きてくるといいんだが。」
国王陛下はユリアスが座るべき椅子と俺の手元を見やり、そう返答する。