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第45話 不穏な雲行き
新たな〈時空魔法〉である〈砂時計〉による〈巻き戻し〉の検証を終えて数日後。
ジェイドは、次の公務を受けるため、大広間に来ていた。
変わらずジェイドの管理下に置かれている理世は、「共に行動する必要はない」とされ、自室にこもっている――と、いうことになっている。
(あとで説明を受けるより、一緒に聞いたほうが早いもんね)
理世は現在ジェイドの影空間の中で外の様子をうかがっていた。
煌びやかなドレスを身に纏う女性や、質の良い燕尾服を着た男性たちの姿が、大広間にちらほら見えていた。
それなりの人数だが、大広間の広さだと多くは見えない。
「……なんで、今回はこんな広いところで、貴族たちがいる中で公務の話をするんだろうね」
影空間の中で、理世はふとつぶやく。
(それに、今回はこんなに人が集まってるんだろ……検証も、この前は神官の人たちだけで見物人は誰もいな*************************
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