数日後、グクと少しずつ会話をするようになったミンジュ。彼は変わらず敬語で、けれど少しずつ距離を詰めてくる。
ミンジュの中でも、抑え込んできた“欲”が少しずつほつれていく。
ただの年下の後輩ではないと──もう、認めるしかなかった。
けれどその一方で、ジミンとテヒョンがある疑問を持ち始めていた。
「最近のミンジュ、なんか雰囲気変わったと思わない?」
「うん…あのジョングガとよく話してるのが不思議。もともと距離取ってたのに」
クオズたちの観察眼も鋭い。ミンジュの秘密は、どこまで守れるのか。
そして、ある日。
テヒョンがぽつりと呟いた。
「もしかして、ミンジュ…Subじゃない?」
──それは、予兆だった。
すべてが暴かれる、その一歩手前の。