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「俺なら調べられるかも」琉生が言った。
「だけど、警察の手も必要だ。」
昴真と朱璃が見つめあった。
「了解」
地下実験室。
リーハは六花と一緒にいた。
「何故あの人達を殺さなかったんですか?」
六花が問いかけた。
リーハは黙ったまま。
「エージェントの神城怜。あいつ、どっかで見たことがある。」
「その事、あの人に言ったらあなたは殺されてましたよ。」
「俺のことを殺す気か?」
「殺したりしませんよ。ただ気になっただけです。あの人にも言わないでおきます。」
六花はそう言ってリーハの前から去った。
S.O.S拠点。
琉生は殺された男性と朝倉美孤について調べていた。
「怜さん。情報が出てきました。」
【鬼島 龍星《キジマ リュウセイ》35歳。職業は美容師。】
【朝倉 美孤《アサクラ ミコ》36歳。職業は弁護士。】
「それと、行方不明者リストを漁ってたらこれが…」
怜達が目にしたのは誘拐された少女達の人物情報だった。
【天庭 玲桜《アマバ レオ》14歳。幼いときから施設暮らし。】
【霧島 零夜《キリシマ レイヤ》25歳。職業はシステムエンジニア。】
「…零夜。」
怜がぼそっと呟いた。
「怜さん。この人の事知ってるんですか?」
「それは…」
地下実験室。
七瀬六花はナノマシンの開発をしていた。
度々、六花の身体に異変が起こる。
頭痛・目眩・腹痛。
それがいやだった。
「はぁ…はぁ…」
六花はそのまま倒れ込んた。
目が覚めた時、六花は真っ白い無機質な部屋にいた。
注射器の跡と首の異変。
《ナノマシン》だった。
「え…嘘…」
「六花にも奴らを殺してもらう。」
六花は黙ったままだった。
警視庁捜査一課。
明神朱璃は行方不明者リストをみていた。
「これって…」
朱璃はとある人物の情報を目にした。
【七瀬 六花《ナナセ ロッカ》年齢不明。】
朱璃は怜たちに伝えた。
「今すぐ探しに行くぞ。 」
その時だった。
ガタン!とドアが押し倒されたのと同時に女性が入ってきた。
女性は無言のまま琉生に飛びかかる。
「琉生!」
怜が叫んだが遅かった。
睡眠薬で眠らされていたんだ。
女性は琉生を連れ去ろうとしたが怜が止めた。
「お前は誰だ?」
女性はこう答えた。
「ーー七瀬 六花ーー」
怜の表情が変わった。
「急いであいつを追うぞ。」
六花は琉生を後部座席に乗せ、車を出した。
後ろからエージェント達が追いかける。
「…絶対に助けるから。」
コメント
1件
おお、5話お疲れさまです!今回は情報が一気に出てきて、すごく引き込まれましたね。 「零夜」って名前を怜が呟くところ、あれは何か因縁があるのかな。それに六花がまさか自分もナノマシンを打たれてたなんて…あの倒れた場面からの展開が怖かったです。最後、六花が琉生を連れ去るけど「絶対に助ける」って言ったのは、自分の意志なのか、それとも別の何かに操られてるのか。続きが気になりすぎます!