テラーノベル
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僕は晴れて1年生になった。
でも俺は彼奴等みたいに馬鹿じゃない。
いつか6年生にもなる頃には全てが嫌になってると
そう確信して、
楽しい生活の裏で震えていた。
二学期の半ば頃、
僕の顔に大きな痣ができた。
痛くもないしぶつけてもいない。
医者も「大丈夫だ」と言った。
でも違う病院では、免疫性血小板減少症と診断された。
頭等をぶつけたら死ぬ可能性もあるらしい。
僕は更に人を信用できなくなった。
それから1年生の間、
入院と退院を繰り返し、
「多分もう大丈夫だろう」と診断された。
久しぶりに行った学校では皆歓迎してくれて、
やっぱり人から歓迎されるのは嬉しかった。
だがそんなある日、事件が起きた。
僕の名札が無くなった。
何故かは知っている。
僕の親友、ゆあちゃんが隠したのだ。
学校で初めての友達だが、
別に信用していなかったし何とも思わなかった。
これは被害妄想なんかじゃない。
隠している所を見たのだ。
僕はゆあちゃんの机に行き、
マスクを外して話した。
「ねぇ、ゆあちゃん」
できるだけ明るく
「あ、ゆ、ゆいちゃん…」
起こっているのが気づかれないように、
「今隠した名札、返して?」
笑顔で聞いた。
「…」
すぐに返してくれた。
「ありがとう!ゆあちゃん!」
ニっと笑った。
怖れられたら最悪、
捨てられる可能性がある。
慎重に、慎重に、
「また遊ぼうね!」
「う、うん…ばいばい。ゆいちゃん…」
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