記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《アカシックAワイル編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
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……1冊の本に近寄り…場面が変わる……
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〈赤く染まった本のページが開く〉
……声が聞こえる……
「起きて…起きて…」
「あ〜、愛しき孫よ……」
「また綺麗なお花を持って来たの」
「あらまぁ……また手を怪我してるじゃない…薔薇[バラ]の棘[トゲ]は危ないのに…」
……薔薇の色は…いつも違う……
…表の意味も裏の意味も
…気分の様に変わってしまう。
〈ぽたっ〉…一滴しずくが落ちる
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ソフィア「やばいヤバイヤバイ…」
プーパー「意識をしっかり…」
αメリー「……」心配する
ネメシス「傷は治ったわ…」
……ソフィアを庇ってズタボロになったニュウベルフを治療し終わる…
ベア赤狼〈ガァァ…〉
ティファレット「わかった所でどうしろっていうの〜これー!…」
ラブザビラヴド「何で、あんなに射っても…まだ動くわよ…」
爻綺「アン シェイドでも触れたら実態として捕まえられるけど…」
オグリ「皆んな逃げ込めたぞ!」
……アンシェイドでベア赤狼を抑えてる間に薔薇が巻き付く柵の内側に一同全員は逃げ込み、一時的に安息する……
ティファレット「あの狼、薔薇のある所だけはすり抜けて来れない様だけど…」
プーパー「よく見つけれたね…」
αメリー「なんかね、避ける様にしてたから、不思議に思って…」
ニュウベルフ「っ…ん…ここ、魔女の家って敷地内じゃねぇか…」
……長い攻防のすえ、ベア赤狼の霧から離れ逃れたが魔女の家に着いてしまった……
――薔薇道と魔女の家――
ベア赤狼〈グガァァ〉薔薇の巻き付く柵を削る様に足掻く様子が見れる…
爻綺「そう言えば、魔女ってどんな人なの?会った事もないんだよね」
ニュウベルフ「確かに会った事ない…」
爻綺「気になったんだけど、会って話せたりしないかな…。ただ恐れてるだけで話してみれるかもしれないし」
ソフィア「え!何で!あんな恐ろしい奴がそばにいるんだよ…絶対怖いって」
爻綺「魔除けと言うんだろうか、あの薔薇はその役目をしてると思う……そのおかげで本来なら霧の状態になって通れる所も抜けれない事実がある…」
オグリ「魔女も、ミミックドールウルフだったか?ベア赤狼[ドール]と言うのに詳しかったりするかもしれないな…多分…」
〈ガシャン!〉ベア赤狼と柵がぶつかる音がより大きく聞こえてくる…
ニュウベルフ「ッ……日が沈みかけてる」
ソフィア「夜が近づいて来てるわ…」
〈カラン♪カラン♪〉辺り一体に鳴り響く音
αメリー「あの音だ…」
ニュウベルフ「やむおえない……行こう」
プーパー「マジか……」
……全員は屋敷へと走り向かう……
爻綺「やばい……皆んな先に行ってて」
……どこから入ってきたのか謎だが、ベア赤狼では無い普通の灰色をしたミミックドールウルフが2〜3匹現れる。……
ニュウベルフ「俺も残る…プーパー、ソフィア、後は任せたからな…」
ソフィア「えぇ!!」
プーパー「あぁ、わかった」
…2人は庭に残り足止めを始める……
5人と1匹は魔女の家へ…
……家の中は美しい内装で美しく装飾されているが、少し焼け焦げた部分もありボロボロだ、そして、とても薄暗い。…
〈ギシ…ギシ…〉床が鳴る…
ソフィア「不気味ね…」
プーパー「足元に気おつけないと、崩れて怪我をするなよ」
ラブザビラヴド「ティファレット、ごめんなさい…ちょとダメかも…」そのまま消え戻る
ティファレット「うん…休んで」
αメリー「ネルティ叔母さん具合悪い?」
ネメシス「いいえ…ちょと……ここに入ってから何だか…確かに悪いわ…」
プーパー「ゴーストなのに体調が悪いってあるんだ…初めて知った」
αメリー「無理…しない様にね……」
ネメシス「気おつけてね」…少しずつ黒く丸くなり姿が消える…
ソフィア「進もう……」
……屋敷は少し複雑に入り組んで部屋から部屋へと少し迷う……
オグリ「何だか…眠くなってきたぞ」
プーパー「そうか?俺はっ…吐きッそう」
ソフィア「私も……気分が悪いわ」
ティファレット「はぁ…はぁ…少し休み…」
……突然、ティファレット、αメリー、オグリは寝むり倒れ廊下に横たわる……
プーパー「マジか…うっ……ソフィア、アーモンドウォーターは無いのか」
ソフィア「どのくらい……ココに囚われてるか、わかってる…の?…」倒れ込む
プーパー「……せめて、…外の空気…窓の近くまで…連れて…」…
……3人と1匹を担ぎ引っ張る……
プーパー「ハァ……かるく手当を…」
……窓の外を少し見る……
…2〜3匹から6匹に増え少し苦戦する爻綺&アンシェイドーとニュウベルフ。…
ニュウベルフ「赤ずきん(ベア赤狼)がコジ開けた隙間から入って来やがるな…」
爻綺「そいつが入り込んで来る前に早く対処しないと、僕は大丈夫でも君が」
……ニュウベルフに襲いかかるミミックドールウルフをアンシェイドーが振り払う…
振り払った1匹を爻綺が拾ったスコップを突き刺し動きを止める…
爻綺「1匹、何とかした…来て、アン シェイドー!処理をしろ」
……アン シェイドーがミミックドールウルフに向かい獣に変わり噛み砕く……
ニュウベルフ「こっちもやった、次が来るぞ」
〈ガシャン〉……
爻綺「本格的にやばそう…」
ミミックドールウルフ〈キャウゥ〉吹き飛ばされノタレ倒れる…
ベア赤狼〈グルルル〉
…半身くらいまで侵入してくる……
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……声が聞こえる……
「起きて…起きて…」
続く→
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