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愛の病(Ai No Yamai)
attention
・ブルーロック本編とは別軸です
・虐め、嘔吐、自傷、自殺、差別的な表現があります(助長する意図ではございません)
・烏が先天性難聴、パニック障害
・手話、または普通に会話してる場合、『”』はとっております。
・烏『』凪「」
・決して虐め等を助長する意図ではございません
・誤字脱字もあるかも
・烏、凪sideあり
大丈夫なら本編どうぞ!
凪side
乙夜から渡された謎の封筒。恐らく烏から頼まれたんだろうな。
家へ帰って、早速封筒を開けた。
少し水色がかかった便箋が出てきた。
「手紙…?」
ビッシリと文字が書かれた紙は、所々湿っていた。泣きながら書いたのかな。
俺は手紙を、ゆっくりと読み始めた。
凪へ
今まで関わってくれてありがとうな。
この手紙を渡した、とゆうことは、俺は恐らく死んどると思う。
遺書やと思って見といて。
乙夜から貰ったやろ?彼奴は信頼できる奴や。よぉ気にかけたって。
迷惑かけてごめんとか、もう構うなとか、色々言ってもたけど、ホンマは嬉しかった。俺の為に、こんな尽くしてくれた人、おらんだから。
凪はすごい優しかった。俺の生きる意味やった。
最初の俺から見た凪は、神のような存在、一生手の届かない人やと思ってた。
なのに、こんな俺に話しかけてくれた。夢を見てるような気分やった。
すごい、ホンマに嬉しかった。嬉しかってんけど、やっぱ虐めって続くやん。
凪に言い忘れとったけどさ、俺、
みんなに「先天性難聴、パニック障害持ち」って言っとらんねん。
耳聞こえらんとかは言ってあるけど、そういう病気って事を言っとらん。
黙っててすまんな。言った方がええんやろうけど。
で結局、まだやっぱ辛くて、死を選んでしまいました。(ここだけ敬語なの嫌やな、笑)
凪には悪いと思った。やのに、こんな選択になってしもた。ホンマごめん。
良く遊びに行ったよな。
ボウリング行ったり、店で買い物したり、凪の家にも行ったっけな。(笑)
明後日遊びに行くとか言っとったのに。
でも楽しかったわ、おおきに。
支えてくれた。助けてくれた。
一緒に死ぬなんて考えんといて。絶対やぞ。お前死んだら、承知せぇんからな。
…涙出てきたわ、なんかまさに頬が紅潮してる感じ。(笑)
最後になるけど、短い間やったけど、改めてありがとう。そして、さいなら。
烏旅人 .
何、でだよ、…
こんな、手紙ま、で、残して…
「烏ッ…」
みんなに言っていなかったという衝撃もあるが、烏がこんなに自分の事を思ってくれてたなんて。すごく嬉しいような気がした。
あれから数週間後───
「烏…もう目覚まさないのかな…」
今まで行ってなかったお見舞い?とやらに初めて行こうと思った。
あんな遺書まで残して、もし目を覚ましたらなんて言ってやろうか。
…覚ますことはないんだろうけどさ。
『烏のお見舞い?』
折角なら乙夜も連れて行こうと思った。烏が信頼してるんだから。
「そ、俺一人で行くってのもなんかアレだし」
烏が生きているという保証は無い。
学校は4階建て。まあまあ死亡リスクが高いそうだ。
『行く行く、絶対行く』
「じゃあ今日の放課後校門とこでいっか、」
『おっけ』
放課後───
乙夜と待ち合わせしてた。
『ごめんごめん、待った?』
「ううん、今来た」
女子に囲まれて大変だったそうだ。
『…行こっか、』
「うん、」
前も言ったけど、烏は今、生きてるかすらわからない。
少しの希望を胸に病院へ向かった。
烏旅人様と書かれた病室の前で立ち止まった。
この先にいるのは烏か、また、いるのは死神か。
「失礼します、…(小声」
烏は一人暮らし、親にも見放されてると聞いてた。病室には烏が一人。
『ッ、…』
乙夜も暗い表情を浮かべる。
「烏っ、…」
思わず傍に駆け寄った。
耳をすますと、微かに烏が「すぅ、すぅ、」と寝息をたてている事がわかった。
『っ、生きて、…る、…』
乙夜は嬉しさでその場に崩れ落ちてた。
人の事なんて言えない、俺もだから。
「でも目覚ますかはわかんないって…看護師さん言ってた…、」
『毎日来たら迷惑かな』
「烏は嬉しいと思う」
『だよね、…』
あのポーカーフェイスがこんな風に笑うとこ、なかなか見れない気がした。
そして、烏が”戻ってくるように”、毎日願った。
しかし、時の流れは残酷だった。
“烏はもう、目を覚まさない”と告げられた。
とある放課後。今日も乙夜とお見舞いに行った。
『起きたら、吃驚するかな』
「どうだろね、(そわゝ」
花束を買った。
真っ白で綺麗な、”ストック”っていう花。
花言葉は、『見つめる未来』。早く元気になってほしいな、という思いでこの花を選んだ。
「烏、目覚まさないかな~、」
病室のドアを開けると、看護師さんが寄ってきた。
そして、こう言われたんだ。
『烏は…』
「もう、目を覚まさない、…?」
花束は地面に落下し、少し花弁が散った。
受け入れることが出来ない。心臓がバクゝしてる。視界が狭い。喉に何か引っかかったように言葉がでない。
「から、す、…」
目の奥が熱くなり、遂には涙が出た。
『嘘、だろ、…』
あの時、自殺を防げていたら。そればっかりで。頭が痛くなって。
『ッ゛…花だけ、飾って…帰ろ、』
「っ、ぅん、゛…」
重い空気の中、ゆっくり足を進め、花束を飾った。
飾った花束は、萎れて元気がなくなっていた。
ℯ𝓃𝒹
コメント
12件
もう泣いちゃいましたっ!!😭😭😭
何か、読んでて泣きそうになった😭泣いたけど!