テラーノベル
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政治的意図ありません!キャラクターとしてみてね!今回もめちゃ暗いです!おほほっほ!!
時はたち、海は米国国土をじわじわと進攻し、空は枢軸国のサポート、陸は計画、そして植民地の保護を行っていた。
陸「そろそろ…か。」
そういって、白ばむ空に目をやった。
どこかで今日も誰かが争っているだろう。
ため息が漏れる。今日もまた避難完了の合図がなる。
陸「…かみさまはいるのだろうか」
ふと呟いた。…疲れているのかもしれない。
空が今にも、灰色に染まって行きそうで、心が落ちつかない。
突然体を掻きむしりたい衝動に襲われる。
気持ち悪かった。とっても。
他の日本兵に話しかけられて、現に戻ったけれど。
気持ち悪かった。けど、どこか、安堵感のある、懐かしい気持ちだった。はて、どこでこんな気持ちになったのだろうか。
最近、心に朝が来ない。
朝って、来るのだろうか。
静かに壊れていっているのかも知れない。どうかしてしまったのだろうか。薬でもやったかのようなふわふわとした浮遊感。そして真っ暗闇にいるような感覚。そんな感覚が、よく襲ってくる。それが怖くて、安堵して。
今日も、私は、生きている。
長い夢を見ていた。永遠に続きそうなほど、果てしない、悪夢。悪い夢を。思い出そうとすると吐き気がするほどの。暗い、暗い、どこか懐かしき夢。仄暗い、夢。
…日本が、大日本帝国が負けて、海と、陸が死ぬ夢。
悲しい、悔しい、悲痛な叫び、使命感、安堵感、痛み、熱い、熱い。
もしもの話。戦争のない、平和な世界に。国の化身として生まれなかった世界線。そんな世界線で僕は、楽しく過ごすのだろうか。父上も生きていて、陸も海も笑顔で…。
そんなまやかしを夢にみる。
そしてふと窓際に腰かける。
空「…」
このまま後ろに体重をのせたら…
きっと、落ちてしまうだろう。
空「…落ちてみたいなぁ…駄目だけど。」
臆病な癖してそんなことをいう。僕はどうしようもないやつだ。
ここに海がいたら、「窓際なんか座るな!落ちたらどうする!?」とか言ってくるだろ。
はぁ…
空「…難しいことは分かんないなぁ…」
計画的じゃないし、僕は。
アメリカ「また攻めてきてるのか!?」
速くね!?と呟く。
夜が去って、朝が来て、またあいつ達がくる。
アメリカ「夜がなければ…」
そんなことを言う。
日帝、彼の国は…今、なにをしているんだろうか。
アメリカ「…生きたい…生きる…。」
アメリカ「俺は、絶対生きてやるぜ!」
コメント
6件
最高でした✨続きも頑張ってください!ゆっくり休んでください!
戦争がジャンケンになれば良いのに(?????????????????????????????)私の家では食べ物をじゃんけんで取り合うという平和すぎる戦争が起きます
戦争の悲しさとかが詳しく書いてあって好き…