コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
僕 「それ、おかしいですよね?明らかに後から入れましたよね??」
クレーマー客 「あぁ?!誰だテメェ!いちゃもん付けんじゃねーぞ!それにどこにそんな証拠があるってゆーんだよ!」
僕 「それならそこに、ほら。」
彼女「あ…!」
確かに。と思った。常連客の彼女が指差した先にはしっかりとカメラが設置してあった。
それも、 「男性の直ぐ側に」
僕 「冤罪だと言うのであれば今直ぐにあのカメラを確認してみましょうか?まぁ、無理でしょうけど。僕もはっきりこの目で見てましたのでね。」
クレーマー客 「…くそっ…!」
彼女 「有難う御座います。お陰様で助かりました。」
僕 「いえいえ、お役に立てて何よりです。僕、仕事柄あーゆのにはついつい目がいってしまうんですよ。」
彼女 「失礼ですがお仕事は…?」
僕 「嗚呼、失礼しました。これを。」
彼女 「『探偵事務所黄昏』…?」
僕 「こう見えて、僕…いえ、私は、探偵なんです。普段は身分バレしないようにわざと男の子みたいなウィッグ付けて、服装や、言動もそれらしくしてますけどね…笑」
彼女 「そうなんですね。」
僕 「じゃあ、僕はこれで。あ。何かあれば此方にいつでも連絡してくださいね。これから色々と大変なことになりそうですので。」
彼女 「はい。有り難う御座います。」
彼女 (はぁ…今日は大変な目にあったな…)
私はようやく、証人として来ていた警察署から開放されて、大きく溜息をついた。時刻はもう、とっくに 「19時」を過ぎていた。
彼女 (それにしても…今日のあの女の人…カッコよかったなぁ…。でもあんなにカッコよくて、勇敢な人ならもう、彼氏さんとかいる…よね…)
そう考え、私は誰もいない家路への道でまた深く溜息をついた。
??? 「やっと静かになりやがった…。チッ。余計な手間かけさせやがって…二度と俺等の後とか付けんじゃねーぞ!」
彼女 (何だろう…ガラの悪い人たちだな…何かあったのかな…?抗争…とか??それは無いか…)
そんなことを私が考えながら歩いていた時。
??? 「う…うぅ…。」
彼女 「な、何?!何の声…?」