テラーノベル
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屋上
勢いよくドアが閉まる
ソア
「ちょ、何!?」
テオは何も言わない
ただ
不機嫌そうに空を見ていた。
ソア
「……怒ってる?」
テオ
「別に。」
ソア
「絶対嘘。」
沈黙
風だけが吹く
ソア
「ドユン先輩と知り合いなんでしょ?」
テオ
「まあ。」
ソア
「仲悪いの?」
テオ
「……。」
また黙る
ほんと
この人は分かりにくい。
ソア
「なんで急に連れて来たの。」
その瞬間
テオ
「お前さ。」
ソア
「?」
テオ
「ああいうの、すぐ信用すんな。」
ソア
「え?」
テオ
「優しくされたら誰でも好きになるの。」
ソア
「ならないし。」
テオ
「……どうだか。」
少し拗ねたみたいな声
その言い方に
胸がざわつく。
ソア
「もしかして。」
テオ
「何。」
ソア
「嫉妬?」
数秒
静かになる。
言った瞬間
“やばい”と思った。
でも
テオ
「……だったら。」
ソア
「え?」
テオがゆっくり近づく
逃げられない距離
テオ
「どうすんの。」
ソア
「……っ。」
また
心臓がおかしくなる。
テオ
「ドユンと話す時。」
ソア
「?」
テオ
「楽しそうだった。」
その声は低くて
少しだけ寂しそうだった。
ソア
「……。」
テオ
「他の男の前で、あんな笑うな。」
ドクン
その瞬間
“もう遅い。”
って思った。
私はきっと
この人を好きになり始めてる。
コメント
2件
めちゃくちゃいいっすね